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拠点・奈良県大和郡山市 運営者・浅野善一

近鉄社長「大屋根、進めてほしい」

荒井知事 賛同伝えられたと、県会で披露

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2011年12月7日
 荒井正吾知事は7日、開会中の11月定例県議会で、県が近鉄奈良駅前の行基広場に計画している大屋根について、近鉄の小林哲也社長から直接、計画を進めてほしいと伝えられたことを披露して、大屋根が同社の賛同も得ていることを強調した。宮本次郎氏(共産党)が代表質問で、計画の再考を求めたことに答えた。
 宮本氏は大屋根について、県民に反対の声がある▽県が県民の7割の賛成を得られたとするアンケートは、現在の広場が快適性に乏しいという前提で行われ、誘導的だった▽東京のハチ公前など、駅前広場は屋根がない所が多い▽予算の優先順位として、もっとほかに使うべきところがある―などの点を挙げ、荒井知事にただした。
 また、行基広場ができた1970年当時、近鉄が奈良市に用地の一部の使用を認めるに当たって市と交わした覚え書きに、行基噴水などの他には一切設置しないこと、とある点についてもただした。
 荒井知事は、小林・近鉄社長から計画への礼とともに、屋根を付けてほしいと思っていた、と伝えられたことを明らかにした上で、「待ち合い場所、通路など人が居る所には屋根が必要。市民や来訪者に喜んでもらえる施設になるので計画に協力にしてほしい」と述べた。
 覚え書きについては、近鉄が市に対し、広場としては貸すが、ビルなどを勝手に建ててもらっては困る、といっているものと理解している、と述べた。
 県道路・交通環境課によると、荒井知事は2010年の平城遷都1300年祭の期間中に小林・近鉄社長と会う機会があり、その折に大屋根への賛同を伝えられたという。(浅野善一)
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