ニュース「奈良の声」
2014年8月25日 浅野善一

奈良・大宮通り、玄関口の空き地花壇に 県が借り受け、整備

↑県が借り受けた大宮通りの空き地。トラックが止まり、花壇の整備工事が始まっている。奥が若草山方面=2014年8月25日、奈良市三条大路5丁目
↑県が整備する花壇の想像図。奥が若草山方面=県奈良土木事務所提供

 奈良県は、奈良市三条大路5丁目の大宮通り(県道奈良・生駒線)に面した空き地を借り受け、花壇にする工事を進めている。同通りは大阪方面からの観光客を迎える玄関口に当たるが、空き地は看板の骨組みだけが残り、荒れた印象を与えていた。

 空き地は交差点の角地で広さ約100平方メートル。県道路管理課などによると、以前は商業用の看板が設置されていたが、2010年の市屋外広告物条例施行で既存不適格となったのを機に撤去され、骨組みだけが残された状態になっていた。荒井正吾知事が「大宮通りの入り口にああいう空き地があると、奈良の印象を悪くする」として整備を指示していたという。

 花壇には通路やベンチ、照明が整備される。完成は9月末を予定している。事業費は土地の賃借費(2014年度分)や設計費、工事費を合わせて約1700万円。完成後の毎日の水やりや雑草除去、枯れた苗の植え替えなど普段の手入れについては、沿道自治会の有志でつくる市民グループに協力を求めている。同グループはこれまでに、県が同通りに設置している花壇やプランターの花の世話をしてきた。

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