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拠点・奈良県奈良市 運営者・浅野善一

国立病院機構、開示請求の放置問題を総務省に報告 国は公表へ

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2013年5月26日 浅野詠子

 国立病院機構(東京都目黒区)が心神喪失者等医療観察法病棟の情報公開手続きを約1年間、放置していた問題で、同機構は情報公開制度を管轄する総務省行政管理局に対し、ミスが起きた経緯を報告したことを26日までに明らかにした。国は今後、毎年度まとめている「行政と独立行政法人の情報公開法施行状況」の中で公表する。

 問題の文書は、三重県津市の独立行政法人国立病院機構榊原病院・医療観察法病棟が2011年度に実施した外部評価会議の会議録で、12年3月、記者が開示請求していた。決裁は本部の国立病院機構が行う手順になっており、同病院は該当する文書を直ちに電子メールで送信し、担当の法令係はいったん受信したものの処理を行わなかった。1年2カ月が経過した本年5月、記者が12年度の会議録を開示請求したところ、榊原病院が11年度に開示請求のあった文書の処理状況について同機構に照会し、発覚した。

 国立病院機構の話では、国立病院が独立行政法人になった2002年以降、情報公開の延長手続きなどのミスは7件あり、昨年4月にも、開示請求の手続きを約3カ月間、放置していた病院があった。同機構総務部広報文書課の黒田啓太課長は「今回の問題は担当者間の連携ミスにより発生したが、1年以上の放置は当機構としては例がない。定期的なチェック、組織共有の電子メールを新たに設けるなどして再発防止を講じたい」としている。

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