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暮らしの中の奈良ブランド展、31日~12日ものづくりの心伝える45点 県立図書情報館で
同展のきっかけは、デザイナーで実行委員長の北井勲さん(67)が奈良新聞で連載中の「暮らしの中の奈良ブランド」。道具や食品、装身具など暮らしと関わりのある県内の製品を取り上げてきた。北井さんは作り手への取材を通して、奈良のものづくりが古代からの歴史の積み重ねのもとに育まれてきたことや、自然に向き合う心や使う人への思いにあふれていることを感じ、「紙面だけでは伝えきれない。現物を見てもらいたい」との思いを強めたという。 展示するのは連載で取り上げた品々。寄せ木のコースターや和紙のバッグ、万年毛筆、ランドセル、柿の葉ずしなど、県内の伝統産業や地場産業に関わる昔ながらの製品から新しい製品まで幅広く紹介する。 記念フォーラムは6月4日午後1時30分から行われ、千田稔・同館長の記念講演「『なら・もの・こころ』創造の水脈」の他、北井さんと石村由起子・くるみの木主宰、出品者、来場者による討論がある。展示品の販売は6月4、5、11、12日の4日間。 いずれも入場無料。記念フォーラムは定員先着200人で、同館ホームページの申し込みフォームまたは往復はがき、ファクス0742(34)2777、電子メールkoen@library.pref.nara.jpで申し込む。 北井さんは「東日本大震災を機に今の日本のものづくりの在り方が問われている。こうしたことをあらためて考える機会にもなれば」と話している。 問い合わせは同館、電話0742(34)2111。
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