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拠点・奈良県奈良市 運営者・浅野善一

奈良県の物作り74品 一堂に紹介

デザイナー北井勲さん「なら もの こころの旅」出版

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2013年1月7日 浅野善一
出版された「なら もの こころの旅―暮らしの中の奈良ブランド」

 奈良県の歴史や風土に根差した物作りから生まれた74品を、豊富なカラー写真で一堂に紹介する「なら もの こころの旅―暮らしの中の奈良ブランド」(冬至舎)が出版された。

 奈良市のデザイナー北井勲さん(69)が奈良新聞で執筆中の連載コラム「暮らしの中の奈良ブランド」をまとめた。

 出版の動機は、奈良の物作りの心と可能性をより多くの人に伝えたいと思ったから。古代からの膨大な時間が重なる奈良には、現代社会が忘れ去った自然や心に向き合う物作りが数多く存在しているという。北井さんは現場を訪ね、作り手の人たちに取材した。

 紹介されているのは、吉野地方で年初に神棚に飾る木製品の神酒口(大淀町)、柿渋染めのオーガニックバッグ(斑鳩町)、スポンジ素材の知育玩具「もこもこアート」(御所市)、大峰山脈のヒノキから抽出したエッセンシャルオイル(天川村)、奈良の瓦の伝統技術を受け継ぐ「飛鳥瓦」(天理市)、吉野山で味わう葛(くず)切り(吉野町)、奈良の伝統的麻織物の蚊帳生地を使った「ならまちふきん」(奈良市)など。

著者の北井勲さん

 写真は製品や製造現場の他に、物作りを育んできた土地の風景なども織り交ぜた。

 北井さんは「欧米の思想で1世紀以上暮らしてきた私たちがこの辺で日本的暮らしの原点に戻り、自然と向き合う健康な暮らしを取り戻すことを一緒に考えたい」としている。

 本はA5判、173ページで1575円。注文は冬至舎のホームページからできる。

 本の出版記念展が14〜19日、奈良市上三条町のアートスペース上三條で開かれる。入場無料。初日の14日は午後3時から北井さんらが奈良らしい暮らし方について語る催しがある。終了後の懇親会は参加費2000円。 

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