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拠点・奈良県奈良市 運営者・浅野善一

大和中央道の未整備区間どうなる

県立奈良病院の移転予定地内 都市計画決定から45年

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2011年7月23日
県が公開している県立奈良病院の移転予定地図に、県の大和都市計画図を参考にして大和中央道のルートを示した(地図は一部加工
してあります)
 県立奈良病院の移転が決まった奈良市六条山地区の予定地は、45年前に都市計画決定された大和中央道の未整備区間を抱えている。病院建設は計画にどう影響するのか。県は近く、新病院計画の意見募集結果を公表するが、この中で説明する予定であることが、県新奈良病院建設室への取材で分かった。
 大和中央道のルートは、病院移転予定地の東側を南北300メートル余りにわたって横断しているとみられる。都市計画法により、都市計画決定された区域内では建築が制限され、除去が容易でない3階建て以上の鉄筋コンクリート造りなどの建物は認められない。
 新奈良病院建設室によると、六条山地区への病院移転は同道路の計画を踏まえた上で検討されてきた。同建設室は5月23日から6月10日まで、新病院計画について県民から意見を募集したが、同道路計画への影響を尋ねる質問があったという。
 大和中央道は、奈良盆地北部を南北に縦貫する幹線として、県が整備を進めてきた。1966年までに奈良市押熊町と大和郡山市額田部南町の間14.3キロが都市計画決定され、これまでに9.6キロが完成または事業着手している。ルートに住宅地の多い奈良市内の区間の整備が進んでおらず、大和郡山市を北上してきた同道路は病院移転予定地の少し手前でいったん途絶える。
 一方、病院移転予定地は、奈良市七条西町2丁目と石木町にまたがる広さ約12ヘクタール、標高103メートルの丘陵で、全域が山林。県住宅供給公社が分譲住宅250戸の販売を計画、1991〜98年に買収した土地だが、バブル崩壊で98年に計画は中断、2010年に正式に中止になった。(浅野善一)
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