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再検討と経緯説明求め要望書提出へ県民有志が23日、県に近鉄奈良駅前 行基広場の大屋根計画 奈良市の近鉄奈良駅前の行基広場に県が大屋根設置を計画している問題で、県民有志でつくる「LOVE! NARA!(ラブ・ナラ)」は23日、県に対し、計画の再検討と事業決定の経緯説明を求める要望書を提出する。
大屋根は駅利用者らの雨よけが目的で、ガラス張りの近代的なデザインが考えられている。県が今月9日、ホームページで設計の入札を公告するまで計画は明らかにされていなかった。同駅は古都奈良の玄関口に当たることから県民の間で景観論議が起き、計画を事前に明らかにしなかった県の事業の進め方にも批判が出ている。県は21日、「敷地内の地下埋設物などについての精査を行う必要が生じた」として、27日の開札予定日を前に突然、入札を中止した。 「LOVE! NARA!」は奈良市の画家大八木恵子さん(47)=5*SEASONの名で活動=が発起人代表となり組織。大八木さんは同名称でブログを開設し、大屋根計画に対する県民の声を集めており、21日までに60件以上が寄せられた。 要望では、県に広く一般市民の意見を聞くための話し合いの場の設定も求める。要望書には寄せられた県民の声も添える。行基広場を管理している奈良市にも同様の要望書を提出する。 要望書に添える意見は23日午前零時まで受け付ける。「LOVE! NARA!」のアドレスはhttp://bit.ly/lovenara(浅野善一) |
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