暗越奈良街道を万葉集から展望
上野誠氏が9日のサミット行事で講演
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秋が訪れた暗峠。心和む街道の稲架け=大阪府東大阪市東豊浦町 |
奈良と大阪をつなぐ最短距離の古道「暗越(くらがりごえ)奈良街道」。沿道の地域資源の掘り起こしを目指す「暗越奈良街道サミット」(奈良まちづくりセンター主催、暗越奈良街道クラブ共催、遷都1300年記念事業協会など後援)が9日午後1時から、奈良市東寺林町の市ならまちセンターで開かれ、万葉学者の上野誠さんの講演やパネルディスカッションなどを繰り広げる。
上野さんは奈良大学教授で万葉集解説が注目される研究者。この日は「万葉集から展望する~暗越奈良街道の往来」と題して記念講演する。パネルディスカッションのパネリストは仲川元庸奈良市長をはじめ、タウン情報誌ぱーぷる発行会社の社長鉄東貴和さん、エッセイストの中田紀子さん、県レクリエーション協会専務理事の好井国治さん。
サミット行事は2年前、街道の起点がある大阪市でスタートし、今年で3回目。街道に残る独特の風景や棚田の農業景観などを未来に伝える「街道百景」の掘り起こしを進めている。パネルディスカッションのコーディネーターは暗越奈良街道クラブのメンバーで大阪商業大学教授の初谷勇さんが務める。
資料代500円。申し込み、問い合わせは奈良まちづくりセンター、電話0742(26)3476。
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