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被災地に元気を ジャズと詩 義援金ライブ今月22日、奈良町のゲストハウス
東日本大震災の被災地に奈良から元気を伝えようと、奈良市北京終町の宿泊施設「町屋ゲストハウスならまち」が今月22日午後1時30分から、義援金ライブ「Jazz(ジャズ)&こころの詩」を開く。同施設の宿泊客は外国人が主で、自らも震災以後、日本を訪れる外国人観光客が大きく減った影響で打撃を受けている。
出演するのはいずれも関西で活動する女性ジャズ歌手tomo♪(とも)さん、ジャズ・ギタリスト古池明さん、路上詩人yoshi(よし)さん。出演料はなくボランティアで協力する。 ライブは元気をテーマに3部で構成。1部はtomo♪さんの歌と古池さんの演奏で、yoshiさんも曲に合わせて即興の詩作を披露する。2部はyoshiさんの語りで、路上で墨と筆を使って詩を書く独自の創作スタイルについて話す。3部は再びtomo♪さんらが「上を向いて歩こう」など来場者も共に歌えるような心に響く曲を歌う。 入場料は2000円(たい焼き付き、事前申し込みは1500円)。定員は先着40人。飲み物は茶、ビールの販売があるほか持ち込みも可能。収益のほぼ全額を日本赤十字社に寄付する。 ▼外国人観光客激減、自らも打撃ゲストハウスは安価な素泊まりの宿泊施設で、「町屋ゲストハウスならまち」は築100年の町家を利用して2009年12月に開業。外国人観光客に人気があり、宿泊客の8割を占める。しかし、震災による原発事故の以後、外国人宿泊客は皆無に近い状態が続いているという。同施設代表の安西俊樹さん(61)は「被災者の気持ちを察して国全体が自粛ムード気味だが、それでは経済復興の活力は生まれない。私たちで元気をつくり、被災地に伝えたい」と話している。 問い合わせは「町屋ゲストハウスならまち」、電話0742(87)0522、電子メールinfo@nara-naramachi.com (浅野善一) |
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