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拠点・奈良県奈良市 運営者・浅野善一

三条通り マンション計画 一方的に進めず

京阪電鉄不動産 地元反発で話し合い重視

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2011年12月9日
 奈良市の三条通りの映画館跡地に計画されている分譲マンションをめぐり、地元商店街が目抜き通りにふさわしいマンションを、と求めている問題で、業者の京阪電鉄不動産(大阪市)は9日までに、計画を一方的に進めず、商店街との話し合いを重視する姿勢であることを明らかにした。先月25日に開かれた地元説明会では、商店街からの要望に対し、法律にのっとり進めると述べて、強い反発を受けていた。
 同社は当初、商店街の要望で、通りに面した1階正面に小さな店舗1戸を設ける計画を立てたが、商店街側は不十分とした。これを受けて、説明会ではショーウインドーなどの店舗施設を通りに面して追加する案を示した。
 しかし、商店街側は、三条通りが春日大社への参道で歴史ある通りであることや、市中心市街地活性化基本計画で「奈良のシンボルロード」と位置付けられ、商業施設の強化がうたわれていることなどが反映されておらず、立地への理解が足りないとして反発。説明会の継続を拒絶し、席を立った。
 窓口となっている、近鉄奈良駅周辺の8商店街でつくる市中心市街地活性化研究会の新堂順規専務理事によると、今月2日、京阪電鉄不動産関係者が訪れ、地元との合意を前提に計画を進めたいとする考えを述べたという。これに対し、同研究会は中心市街地の活性化に沿ったものを、と要望し、商店街側の思いを反映したマンションのイメージ図を手渡した。
 京阪電鉄不動産マンション事業部は取材に対し、「地元からの意見を真摯(しんし)に受け止め、地元と話し合いを進めている。勝手にはできないと思っている」とした。(浅野善一)
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