2013年11月18日 浅野善一

奈良県:平城宮跡朝堂院広場の舗装工事入札、不調 業者要件満たさず 国交省再公告へ

 奈良市の平城宮跡(特別史跡)の緑地の中心部を、建物復元整備の一環として舗装する、国土交通省近畿地方整備局の工事の一般競争入札が、不調に終わっていたことが分かった。11月13日に開札の予定だった。入札参加を希望した業者がいずれも要件を満たさなかったためという。同局国営飛鳥歴史公園事務所平城分室は早急に再公告するとしている。舗装工事の入札は昨年度にも1度、中止になっている。

 平城分室によると、同局管内を対象に入札参加業者を募り、数社から応募があった。競争参加資格を確認したところ、いずれの業者も社としては土系舗装の実績を持っていたが、この工事で現場の監督に当たることになる人物に土系舗装の実績がなかったという。現場の監督については専任制とし、掛け持ちを認めていないという。

 再公告に当たっては入札参加資格の要件を緩めることなどを検討している。春の行楽シーズン前に工事を終われるよう年内には公告を行いたいとしている。

 舗装工事は当初の計画では昨年度中に完了する予定だったが、入札に不備があったとして、今年度以降に持ち越され、あらためて9月27日に公告されていた。

 舗装工事をめぐっては、「平城宮跡を守る会」(寮美千子代表)が透水性試験の実施を求めている。平城分室は舗装工事を行う業者に実施させるとしているが、「守る会」は試験の実施が先で、業者とは別の機関にさせるべきと反発している。

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