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行基広場の大屋根反対訴え、デモ市民ら「青空は奈良の宝」
県が奈良市の近鉄奈良駅前行基広場に計画している大屋根に反対する市民らのデモ行進が14日、市内であった。
デモを呼び掛けたのは、市在住のデザイナー松永洋介さんや作家寮美千子さんら。ツイッターなどインターネットを通じて参加者を募った。松永さんらは、青空を望む広場に屋根は不要として、県の計画に反対している。 デモには市民ら16人が参加。この中には観光で奈良市を訪れていて、飛び入りで加わった横浜市の女性もいた。 一行は行基広場を出発。「青空は奈良の宝」「大屋根は税金の無駄遣い」などとシュプレヒコールを繰り返しながら、近鉄奈良駅前の大通りや観光客らでにぎわう三条通りなど約1キロを行進した。 デモに参加した市内のギャラリー経営山中千恵子さん(63)は「40年間、風雪に耐えてきた行基さんを今更、屋根で覆う必要はない」と話した。また、市内の建築家垣内丈史さん(37)は「今のようなご時世のときに、財布を痛めて出した税金で大屋根を造るという無駄遣いには絶対反対。県の北部だけでなく南部も潤う使い方をしてほしい」と訴えた。(浅野善一) |
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