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火気使用認め、一大行事に成長なら燈花会、会場の奈良公園 なら燈花会(特定非営利活動法人「なら燈花会の会」主催)がことしも8月5日から14日までの10日間、奈良市の奈良公園などを会場に開かれた。県立都市公園である奈良公園は、原則として火気使用が禁止されており、たくさんのろうそくの火がともされる同行事は原則に照らせばできないが、奈良の観光に寄与する行事として火の使用を認められ、一大行事に成長した。
奈良公園は県条例により、原則として火気使用が禁止されている。例えば、個人がバーベキューなどをすることはできない。県奈良公園管理事務所は「なら燈花会」を許可した理由について「奈良の観光の一つになっており、来られた方に憩いの場を提供するイベントになっている」とする。許可に当たっては、市消防局への届け出を指導しており、同消防局は建物の近くでは消火器や水を入れたバケツを配置するよう指導しているという。 なら燈花会は1999年に始まり、ことしで13回目。奈良の夏を代表する行事に成長した。昨年は91万4000人が訪れた。 奈良市では、市内の自治会が年末恒例の餅つき大会の継続を断念した。会場にしていた地区の公園が市の規則で火気使用禁止であることを知ったためだ。自治会行事は住民をつなぐ機会となる。燈花会のような例もある。市は公園での火気使用について、禁止ありきでなく、許可の可能性も探ってほしい。(浅野善一) |
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