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三条通りマンション 歴史ある商業地に合うものに業者への指導求め、「よくする会」が仲川市長に署名提出
奈良市の三条通りで初めてとなるマンションが、通りの2カ所で計画されている問題で、商店街関係者や市民でつくる「三条通りをよくする会」(発起人・新堂順規代表、川井徳子さん、寮美千子さん)は6日、歴史ある商業地にふさわしいマンションとなるよう、業者への指導を求めて、仲川元庸市長に署名965人分を提出した。仲川市長も「地域の側に立つ」と応じた。
分譲マンションの計画があるのは、同市角振新屋町の映画館「シネマデプト友楽」跡地と、同市下三条町の奈良銀行本店跡地。都市計画法に基づいて策定された同通りの地区計画は、商業市街地の形成を目標にしており、同会はこれに沿ったマンションとなるよう、業者への指導を求めている。 署名を受け取った仲川市長は「地域の特性や地域の意向を最大限、反映するよう、業者に指導している。地域の側に立って言えることは言っていきたい。悪い例になってはいけない」と述べた。通りにはこの他にも未利用地が複数あり、今後もマンションが増える可能性がある。 これまでのところ、友楽跡地にマンションを計画している京阪電鉄不動産(大阪市)は、地元の意向をくんで、1階正面の店舗を通りの一部から通りの前面に拡大するなど計画を大幅に変更した。一方、奈良銀行跡地のマンションは、1階正面の店舗が通りの一部だけで残りは壁などになる計画で、商店街関係者が大和ハウス工業(大阪市)などと交渉を続けている。(浅野善一) |
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