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阿陀比売神社修理に補助1600万円五條市新年度予算案に計上、費用の半分地元「一歩前進」と歓迎
五條市原町の市指定文化財、阿陀比売神社本殿と摂社社殿(ともに江戸時代前期)の傷みがひどくなっている問題で、修理の補助費用1600万円が市の2012年度予算案に計上された。全修理費用3200万円の半分に当たり、残る1600万円は地元が負担する。屋根がビニールシートで覆われた姿は無惨で、修理が待たれていた。
市教育委員会文化財課によると、本殿は解体修理となり、檜皮(ひわだ)ぶき屋根のふき替えや基礎の修理を行う。摂社社殿は檜皮ぶき屋根のふき替えが中心となる。工期は12年度中。 神社代表役員の東康朝さん(61)は「修理費用の半分は地元負担だが一歩前進」と歓迎している。 同神社は1987年の市指定文化財第1号の一つだが、屋根の檜皮の腐食など傷みがひどくなり、3年余り前から雨漏りを防ぐため屋根をビニールシートで覆った状態になっている。檜皮のふき替えはをはじめ、修理費用が高額となるため、これまでの神社の蓄えだけでは賄えず、氏子35軒は3年余り前から、1軒当たり月5000円を積み立てている。(浅野善一) |
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