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奈良市の塩漬け公有地ツアー 参加者募る1月20日、財政悪化の元凶をこの目で 市民が企画奈良市の財政を悪化させている市土地開発公社の塩漬け土地の現場を巡る見学会「塩漬け公有地ツアー~財政悪化の元凶をこの目で」を市民有志が1月20日に実施、参加者を募っている。この問題では、土地開発公社を経由した不透明な公有地の買収に対する疑惑が解明されないまま、「損切り」のような形で巨額の借金(第三セクター改革推進債)が市に残された。ツアーは奈良交通の貸し切りバスを利用する。定員は先着30人。 買収の目的が不明な公有地は市内一円に点在し、損害は300億円ともいわれる。主に西田、大川市長時代に庁内の複数の課が起案して公社に取得させたが、市が債務保証した公社の借金は膨れ上がった。市の有識者委員会は一部土地の買収は「議員や団体等を介して市への圧力がかかった」などの調査結果を公表したが、議会は問題を棚上げ。これに疑問を持った市民が「まず現地を歩いて市政のあり方を考え合おう」と計画した。 ツアーは近鉄富雄駅前を午後1時に出発。「西ふれあい広場」建設名目で法外な高値により買収され放置されている山林、同様に取得目的が不明なJR奈良駅前の元議長土地、「体育施設整備事業」の用地として買収したものの進入路もない山奥の傾斜地、平城宮跡朱雀門前にある工場の移転が宙に浮き市内最大の不良資産となった山林などを歩く。公道に面していない山林は、近接地から眺める。 案内人は政策研究ネットワーク「なら・未来」メンバーの加門進二郎さん、「土地開発公社が自治体を侵食する」著者の浅野詠子。塩漬け土地問題を調査した市議による解説もある。参加費はバス代1500円。終了は午後5時ごろ、近鉄奈良駅前で下車。この後、交流会あり(要予約)。ツアーの申し込みは浅野、電話090-7110-8289、または電子メールeiko-a@h6.dion.ne.jp |
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