ニュース「奈良の声」のロゴ

地域の身近な問題を掘り下げて取材しています

発行者/奈良県大和郡山市・浅野善一

最新ニュースをメールで受け取る【無料】

ジャーナリスト浅野詠子

「なぜ違う スウェーデンと日本」 滞在歴10年の二文字理明・大教大名誉教授が連続講座 11月8日から奈良市生涯学習センターで

二文字理明さんが翻訳したスウェーデンの絵本

二文字理明さんが翻訳したスウェーデンの絵本

 「なぜ違う スウェーデンと日本」をテーマに、スウェーデン滞在歴10年の二文字理明・大阪教育大学名誉教授(障害者福祉学)の連続講座(全日本年金者組合奈良市支部・奈良県本部主催)が11月8日から、奈良市杉ケ町の市生涯学習センターで始まる。来年3月14日まで5回開催。

 二文字さんは発達人間学などを研究し、スウェーデン絵本の翻訳も多い。同講座はスウェーデンについて関心はあるものの、遠い国のこととして、触れる機会のない人が多い、という想定の下に企画された。「スウェーデンをできるだけ多角的に、客観的に捉えつつ、日本の現状と比較しながら、『わたしにとってのスウェーデン』を、それぞれが考えていく。スウェーデンスタイルで共に学び合う形式を大切にしたい」と二文字さん。

 初回は「スウェーデンの国の姿、スウェーデンの今」をテーマに11月8日午後2時から開催。以降の日程は第2回(12月13日)「いじめを生まない学校教育2023年度」、第3回(2023年1月24日)「障害者政策、ノーマライゼーション」、第4回(2月14日)「高齢者の暮らしと文化」、第5回(3月14日)「学び続けること・フォルケの体験」。

 二文字さんは「スウェーデンでは9月の第2日曜日に4年に1度の選挙があり、僅差で右寄りの政権が誕生した。ロシアのウクライナ侵略により、スウェーデンは、1814年以降維持してきた『中立政策』を捨て、NATO(申請中)加盟にかじを切った。世界、そして日本やスウェーデンはどこへ向かうのか。より多くの皆さまの参加を期待します」と話している。

 参加費は各回300円。問い合わせは清水恭太郎さん、電話0742-24-5571か携帯080-3810-5550。

読者の声

comments powered by Disqus