卑弥呼題材の映画「THE HIMIKO LEGEND OF YAMATAIKOKU」 舞台の奈良で試写会
試写会であいさつする共同監督の一人、MAGUMAさん(左)と卑弥呼役のひづきようこさん(中央)=2023年5月21日、奈良市下御門町のならまちシアター青丹座
卑弥呼を題材に奈良県を舞台として制作された映画「THE HIMIKO LEGEND OF YAMATAIKOKU(ザ・ヒミコ レジェンド・オブ・ヤマタイコク)」(同制作委員会)の試写会が5月21日、奈良市下御門町のならまちシアター青丹座で開かれた。
同映画は、卑弥呼の史実と日本神話を融合させた「歴史浪漫ファンタジー」。邪馬台国の候補地として知られる纒向遺跡や卑弥呼の墓の説がある箸墓古墳(いずれも桜井市)、奈良市の市街地などで撮影が行われた。制作委員会は、関西を拠点に活動する脚本家やカメラマン、歌手、ヘアメークアーティスト、衣装担当者、経理担当者で組織した。
試写会には、ロケ地の関係者など撮影に協力した人たちが招かれた。共同監督の一人で脚本を担当したMAGUMA(マグマ)さんは上映前のあいさつで「制作には1年以上かかった。完成はロケ地や後援者など皆さんのおかげ」と謝意を述べた。卑弥呼役のひづきようこさんは「最後まで映画ができるか心配だった。今日は映画を楽しんでください」と述べた。
映画「THE HIMIKO LEGEND OF YAMATAIKOKU」のイメージ画像(同映画のホームページから)
映画は、大学の卒業論文のテーマに卑弥呼を選んだ女子学生の周りで起きる不可解な出来事を軸に、現代と古代をまたいで展開。会場の人たちは古代史を巡る幻想的な物語に見入った。
制作委員会によると、本上映は今年12月後半に開始の予定。ミニシアターやロケ先での公開を考えている。
同映画のウェブサイトのアドレスはhttps://thehimiko.hp.peraichi.com/?_ga=2.230903898.417940068.1663944644-1193384571.1663581839