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発行者/奈良県大和郡山市・浅野善一

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浅野善一

新聞購読、課ごと改め各階単位で 奈良市の仲川市長、TMで表明 市民に「無駄」の指摘受け

 奈良市の仲川元庸市長は、市中西部住民を対象に開かれた5月22日のタウンミーティングで、市役所で課ごとに購読している新聞を各階単位に改める方向で検討していることを明らかにした。参加した市民が質問で「無駄」と指摘したことに答えた。

 質問した市民は「課ごとに新聞をとるのは無駄ではないか」と指摘。これに対し、仲川市長は「同じ問題意識を持っている」とし、各階単位で各全国紙・地方紙を1紙ずつとするよう議論していると述べた。すでに、市長室と隣の秘書課のそれぞれで新聞各紙を購読していたのを改め、市長室での購読をやめたことも明らかにした。

 市行政経営課によると、市の課の数は水道局や消防局、教育委員会などを含め122。現在は、全国紙いずれか1紙と地方紙1紙という組み合わせの購読が多いという。市役所建物は中央棟と北東があり、それぞれ6階建て。各階の課の数は少ない所は三つくらいだが、階によってばらつきがある。同課は各課の新聞の購読状況を調べた上で、こうした課の配置状況なども考慮しながら、どの程度の経費削減が見込めるのかなどについて検討し、結論を出したいとしている。

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