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発行者/奈良市・浅野善一
浅野善一

奈良県の報道資料のHP掲載、発表と同時にすべき 記者クラブ配布の翌日は改めて 「奈良の声」が申し入れ

9月3日の奈良県のホームページ。掲載されている報道発表資料は前日2日に県政・経済記者クラブに配布されている

9月3日の奈良県のホームページ。掲載されている報道発表資料は前日2日に県政・経済記者クラブに配布されている

 「ニュース 奈良の声」は2日、奈良県が県政・経済記者クラブに提供している報道発表資料の県ホームページへの掲載をクラブへの配布の翌日に行っていることに対し、配布と同時の掲載に改めるよう申し入れた。

 配布と掲載の時間差はクラブとの申し合わせによるもので、翌日の新聞朝刊の情報価値が下がらないようにとの配慮と推察されるが、県が提供する情報を入手する機会は一般県民やクラブに所属しないメディア、フリーランスの取材者にも等しく保障されなければならない。

 県広報広聴課によると、県政・経済記者クラブには新聞、テレビなど15社が加入。県庁5階に1室が割り当てられている。

 報道発表資料は予算など県の施策にかかわるものから行事のお知らせまでさまざまあり、各部署から随時、クラブへ配布される。その数は年間で2000件以上。ホームページへの掲載は翌日の午前9時から順次行われ、午前中には前日に配布されたすべての資料の掲載が終了する。クラブとの申し合わせは口頭によるもので、翌日掲載のルールが課内で申し送りされてきたという。

 同課は申し入れに対し「一存では決められない。記者クラブにも諮らなければならない」とした上で、回答を約束した。

 隣接の府県では大阪府と滋賀県が記者クラブへの配布当日にホームページに掲載している。特に大阪府は徹底していて、午前10時と午後2時の定時の配布と同時にホームページに掲載される仕組みをつくっている。府企画室報道グループの担当者は「情報の公表に当たって府民とクラブを分ける理由がない。同時であるべき」と明言。情報価値についても「報道機関にとって資料は取材の入り口。そのまま写す社はない」とし、クラブからの不満もないという。【続報へ】

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