2014年8月4日 浅野善一

奈良県)奈良市・旧都跡村役場取り壊し 地域集会施設への建て替え工事入札、請負業者決まる

 奈良市が歴史遺産、文化財としての評価がある旧都跡村役場(同市四条大路5丁目)を取り壊して、地域の集会施設に建て替える工事の入札で4日、請負業者が決まった。取り壊し着手は盆明けの見通しという。

 建設される都跡地域ふれあい会館は軽量鉄骨造り平屋建て広さ280平方メートル。入札は、施工計画や施工能力に対する評価を加えて落札者を決める総合評価落札方式一般競争入札で行われた。6月2日に告示され、きょう4日開札された。3社が参加し、市内の平井建設が6839万7480円(税込み)で落札した。

 旧都跡村役場は1933年に建てられた木造建物で、2011年3月の県教育委員会調査報告書「奈良県の近代和風建築」は「最小規模の庁舎と議事堂が、ほぼ当初のままセットで残っている点で、貴重な存在」と評価した。しかし、市は地元、都跡地区自治連合会から建て替えの要望があるとして取り壊しを決めた。これに対し、日本建築家協会近畿支部奈良地域会などの団体や住民の一部は保存を求めていた。

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