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発行者/奈良市・浅野善一
浅野善一

奈良県)奈良公園の観光拠点建物、文化庁が了解 一部を通りから後退させる変更で 県、実施設計へ

付属施設が整備される登大路観光自動車駐車場跡地

【変更案】登大路バスターミナル付属施設の意匠の変更案。観光バス駐車場を挟むようにして立つ東西2つの建物をつなぐ通路が左の大宮通り(国道369号)に面した所から後退して中央付近にある。図は15日の整備検討委員会で配布。

登大路ターミナル付属施設の意匠案

【当初案】登大路ターミナル付属施設の意匠の当初案。2つの建物をつなぐ通路が左の大宮通りに面している。

 奈良県の第9回奈良公園地区整備検討委員会(委員長・増井正哉奈良女子大学教授、12人)が15日、奈良市内で開かれ、県が県庁横に整備する観光バス駐車場「登大路ターミナル」の付属施設として建設する観光拠点建物について、県は文化庁の了解を概ね得られたと報告した。県の意匠案に対しては、同庁から景観への配慮を求められていた。県は建物の一部を通りから後退させる変更案を示した。県は1月中をめどに実施設計の入札を行いたいとしている。

 登大路ターミナルは県本庁舎東側の県営登大路観光自動車駐車場跡地に整備される。県庁は名勝奈良公園の一角に立っており、建物建設には文化庁から現状変更の許可を受けなければならない。

 県奈良公園室によると、文化庁の諮問機関、文化審議会文化財分科会第三専門調査会から、景観上の問題点を指摘されていたという。

 当初の案では、観光バス駐車場を挟むようにして立つ東西2つの建物をつなぐ空中の通路兼休憩スペースが、南側の大宮通り(国道369号)に面した正面入り口の上に渡されるはずだったが、これだと通りから見上げる形になって圧迫感があるとされた。このため、変更案では通路部分を北側奥に後退させたという。

 県奈良公園室によると、文化庁への正式な現状変更の許可申請は実施設計後になるという。

 県の計画では、同所が奈良公園の玄関口に当たることから、付属施設を同公園の観光交流拠点とし、奈良公園について学習する展示などを行うという。施設内には国際会議室や展示室、土産物・飲食店、休憩室などが設けられる。

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