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奈良町の復元模型、都祁の市施設へ展示先見つかるまで保管
奈良市は5日までに、閉鎖された市施設「なら奈良館」にある奈良町の復元模型を、新たな展示先が見つかるまで、同市針町の旧都祁行政センターで保管することを決めた。市観光振興課への取材で分かった。旧行政センターは同館から南東に約15キロ離れている。
「なら奈良館」は近鉄奈良駅ビル内にあったが、ことし3月31日に閉鎖された。奈良町の復元模型は主要展示物の一つだった。同館跡は7月末をめどに家主の近鉄に明け渡さなければならないため、市は新たな展示先を探していた。しかし、同模型は正方形で1辺が5メートルと大きいため、現時点では収容できる施設が見つからなかった。保管場所についても市街地周辺では見つからなかった。 旧都祁行政センターは2005年4月に同市と合併した都祁村の役場で、合併後から2010年3月まで市の窓口となる行政センターとして使われていた。現在は倉庫として使われている。 模型の搬送は7月中に行われる。移動の際はいくつかに分解できるようになっている。同様に「なら奈良館」に展示されていた平城京の復元模型も旧行政センターで保管する。(浅野善一) |
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