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発行者/奈良県大和郡山市・浅野善一

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浅野善一

リニア駅誘致 奈良市と連名要望の経緯、市長が答弁 大和郡山市議会一般質問

答弁に立つ上田清大和郡山市長=2022年3月18日、同市役所議会

答弁に立つ上田清大和郡山市長=2022年3月18日、同市役所議会

 リニア中央新幹線の「奈良市付近」中間駅の誘致を競ってきた奈良、大和郡山の両市長が連名で「結束」をうたう要望書を荒井正吾知事に提出したことを巡って、18日の大和郡山市議会3月定例会一般質問で、上田清市長に対し、詳しい説明を求める質問があった。

 要望書提出は2月21日、県の新年度予算案発表の記者会見で、リニアとの関連を強く意識したという予算編成の特徴を強調する荒井知事の口から公表され、翌22日、新聞などで報道された。要望書は同月18日に提出されたが、その際に両市長からの公表はなかった。

 金銅成悟議員(豊政会)は「本市への中間駅設置を目指してきた私にとっては大変衝撃的なニュースだった。市長からもう少し詳しく説明をお聞きしたい」と質問した。

 同議員は質問で「大和郡山市では、市民を中心に誘致活動を行う『リニア中央新幹線中間駅の大和郡山市への建設促進期成同盟会』が設置され約10年。この間たびたび総会も開催されてきた。また、県内35市町村からは前橿原市長の陣頭指揮の下、『奈良県にリニアを!の会』が結成され、交通アクセスの良いわが大和郡山市への設置を目指し、活動が行われてきた」と語った。

 2月25日に上田市長から議員あてに「奈良市付近が駅の候補地であることは何ら変わっていない旨」の文書の配布があったとも述べた。

 上田市長は「三重、奈良、大阪ルート以外の地域での声も残っている。本市を含む候補地間の誘致合戦といわれるような状況がマスコミを中心に続いているが、JR東海による環境アセスの開始が視野に入ってきた。本市を含む候補地のいずれかに奈良市付近駅の設置を実現すべく一致団結し、内外にアピールすべきという認識で奈良市長と一致した。基本的な考え方は変わっていない。段階が一段階上がったということでしっかりと取り組んでいきたい」などと答えた。

 金銅議員からの再質問はなかった。

 3月11日の同定例会総務委員会での市の説明によると、知事に要望書を提出するに当たっては、事前に「奈良県にリニアを!の会」会長の亀田忠彦橿原市長と副会長の東川裕御所市長には報告したという。 関連記事へ

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