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発行者/奈良市・浅野善一
浅野善一

奈良市が奈良町南観光駐車場の営業24時間に 市条例通り実施 夜間の防犯理由に見送るも5カ月で転換

24時間営業になった奈良町南観光駐車場。左が食堂、右奥が観光案内所=2015年4月15日、奈良市井上町

24時間営業になった奈良町南観光駐車場。左が食堂、右奥が観光案内所=2015年4月15日、奈良市井上町

 奈良市は、昨年11月に開設した奈良町南観光駐車場(有料)について、防犯を理由に夜間の営業を見送っていたが、この4月1日から、市条例通りの24時間営業に踏み切った。営業時間はこれまで、午前7時から午後7時までの日中に限られ、利用しにくかった。

 市は5カ月で判断を転換した理由について、「様子を見ていたが、防犯上の問題はないと判断した。24時間営業を求める近隣の声も聞こえてきた」と説明している。

 同駐車場は11月19日、歴史的な町並みが残る奈良町の南の玄関口との位置付けで、市が開設した観光拠点施設の一部。総面積約1700平方メートルの敷地には、ほかに観光案内所、食堂、喫茶店がある。駐車場は20台を収容をでき、料金は30分100円。運営はいずれも、市の指定管理者として同一の民間業者に委託している。

 駐車場は当初、24時間営業の予定だった。同駐車場を追加した市観光自動車駐車場条例の改正案は、同駐車場の入出庫できる時間を24時間として提案され、一昨年12月の市議会定例会で全会一致で可決されている。

 しかし、市は、奈良署から防犯上の指導があったなどとして実施を見送った。駐車は夜間も継続できたが、入出庫はできなかった。同施設は、観光案内所、食堂、喫茶店が駐車場と一体の敷地にあるが、駐車場を区画する柵などがない。こうしたことから、市奈良町にぎわい課は、施設が無人になる夜間の駐車場営業は防犯上の問題になる、と理由を説明していた。一方で、実際に運営して夜間営業を許容できるとなれば、再度、変更もある、ともしていた。

 同課は「警察の指導もあり、日中のみの営業としていたが、年度替わりを機に、条例通り24時間営業とすることにした。これで利便性が高まる。地元の済美地区自治連合会にも伝えている」と話している。

 駐車場の東隣には同署ならまち交番がある。

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