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地域の身近な問題を掘り下げて取材しています

発行者/奈良県大和郡山市・浅野善一

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関西広域)情報公開条例バリアフリー度、大阪府内自治体にアンケート 市民グループが冊子に

 大阪を中心に活動している市民団体「知る権利ネットワーク関西」(神野武美代表)がこのほど、小冊子「大阪府下自治体情報公開条例バリアフリー度調査」を刊行した。府内の自治体を対象に、情報公開条例の公開請求権者の範囲や「知る権利」の保障の明記、手数料などについてアンケートを実施、結果をまとめた。(2023年5月30日)

卑弥呼題材の映画「THE HIMIKO LEGEND OF YAMATAIKOKU」 舞台の奈良で試写会

 卑弥呼を題材に奈良県を舞台として制作された映画「THE HIMIKO LEGEND OF YAMATAIKOKU(ザ・ヒミコ レジェンド・オブ・ヤマタイコク)」(同制作委員会)の試写会が5月21日、奈良市下御門町のならまちシアター青丹座で開かれた。(2023年5月22日)

コラム

福祉施設の小さな憲法、その大きなちから/川上文雄のじんぐう便り…5

障害者スポーツ(パラスポーツ)の1つ、ボッチャの公式球一式。周長は約270ミリメートル、重量は275グラム。写真は天然皮革製のもの。「神功カフェ」の今年3月の催しとして、地域に暮らす高齢者たちがボッチャを楽しんだ

 1988年の7月30日、全8か条の憲法が世に現れました。奈良市にある障害者福祉施設「たんぽぽの家」が制定した「たんぽぽ憲法」です。障害のある人たちの意見を取り入れて制定されたのに、「障害(者)」を示唆する言葉がありません。その点では、すべての人に宛てた憲法になっています。(2023年5月25日)

県域水道一体化を考えるニュース

「神武天皇が日本を建国された奈良県」 山下知事、来県中の上皇夫妻との懇談伝えるツイートで

 山下真奈良県知事は上皇夫妻が来県中の5月17日、夫妻と懇談の機会があったことを捉えて、ツイッターに「神武天皇が日本を建国された奈良県には先人が守り抜いてきた貴重な歴史文化遺産が多数あることから、地元知事としてそれを守り抜いていくことをお誓い申し上げた」などと投稿した。(2023年5月19日)

あちこちで手荷物の中身確認 日の丸配る団体も 上皇夫妻奈良県訪問、沿道の様子

 上皇と上皇后が奈良県斑鳩町の中宮寺などの訪問のため5月16日夕、奈良市に到着した。夫妻を出迎えようと集まった人たちが埋める沿道の様子を取材した。(2023年5月16日)

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塩漬け土地の借金返済が終了 大和郡山市など土地開発公社解散した奈良県内9市町村の一部

 奈良県内で、公共事業用地の塩漬け土地問題で借金が膨らんだ土地開発公社を解散するため2010年代前半に「第三セクター等改革推進債」を発行した9市町村の一部が、同債の返済を終えつつある。(2023年5月12日)

定例会見のネット配信、生中継に 奈良県・山下新知事、録画方式から転換

 5月3日に新しく奈良県知事に就任した山下真知事は定例会見のインターネット配信を従来の録画方式から生中継に転換する。県政の透明性確保への積極性をアピールする。(2023年5月10日)

奈良県、大型の箱物など20事業予算執行いったん停止 初当選の山下知事が前県政見直し

 4月の奈良県知事選に大型箱物事業などの見直しを掲げて日本維新の会公認で立候補し、初当選した山下真知事(54)は職務を開始した5月8日、20事業について2023年度予算の執行をいったん停止した。(2023年5月8日)

関西広域)医療観察法病棟計画の中止求め交渉 京都府立洛南病院に精神病患者会 「司法と連携に疑問」訴え

 人を傷つけた後、刑事責任が問われなかった精神障害者を収容し、強制治療する医療観察法病棟。京都府は宇治市五ケ庄広岡谷の府立洛南病院(精神科)敷地に全国で35番目となる同法専用病棟(17床)を建設する。(2023年4月29日)

奈良県立大渕池公園 隣接の宅地所有者がため池の一部埋め立て、アシ対策理由に 土地改良区が県に相談

 奈良市の県立大渕池公園に隣接する宅地の所有者が池の一部を埋め立てたとして、池を所有する山陵中山土地改良区が公園を管理する県に相談していることが「奈良の声」の取材で分かった。(2023年4月26日)

街角から)生徒の絵の世界、来場者の目楽しませる 奈良・大和郡山の絵画教室が作品展

 奈良県大和郡山市在住の画家横堀喜寛さん(74)が開いている絵画教室の作品展が4月21日から23日までの3日間、同市北郡山町のやまと郡山城ホールで開かれている。(終了しました)(2023年4月22日)

町民以外の開示申し出 条例で認めるも、できないとして処理 奈良県平群町、記者の情報公開求めに

 奈良県平群町は町情報公開条例で町民以外の任意開示申し出を認めているにもかかわらず、町外に住む「奈良の声」記者が町の文書について開示申し出を行ったところ、できないものとして処理、4月17日付で記者に対し不開示を通知した。(2023年4月20日)

奈良県町村会が自民党本部に候補一本化要望 知事選巡り今年1月、正副会長ら東京出張

 自民党系の現職と新人が立候補し、保守分裂となった4月9日の奈良県知事選を巡り、県町村会の正副会長ら4人の町村長が選挙前の今年1月30日、「県選出国会議員、省庁などへの要望」を用務として東京に出張し、同党本部に候補一本化の調整を要望していたことが、「奈良の声」の町村会への開示請求などから分かった。(2023年4月14日)

50余年稼働の御所市営地下水浄水場 2025年度に廃止計画策定へ

 奈良県には100年に及ぶ歴史を有する水道もあれば、県域水道一体化のうねりの中で消えていく市町村営の浄水場もある。2025年度に事業開始を目指す県広域水道企業団(県と26市町村が参加予定)の廃止浄水場リストには挙がっていないが、御所市営の浄水場廃止が決まった。(2023年4月12日)

生活保護基準の引き下げ違法 奈良地裁判決、扶助費減額取り消し命じる 大和郡山市などの受給者訴え

 奈良、大和郡山2市の生活保護制度利用者5人がそれぞれ市を相手取り、物価下落を理由に行われた2013年の国の生活保護基準引き下げによる生活扶助費の減額について、食料品などの生活必需品の価格は下がっていないとして、減額処分などの取り消しを求めた訴訟の判決言い渡しが4月11日、奈良地裁であった。(2023年4月11日)

判決を受けて拳を上げる原告や支援者の人たち=2023年4月11日、奈良市内

個人情報開示請求に対する決定期限、倍の30日に 県内自治体の半数近く 改正保護法の適用で 情報公開にも波及

 改正個人情報保護法が4月から地方公共団体にも適用されるようになったことに伴い、県内自治体の半数近くで個人情報の開示請求に対する開示決定の期限がこれまでの倍の30日になった。(2023年4月10日)

県内自治体の個人情報開示請求書(左)と公文書開示請求書

関西広域)東大阪市が撤回、広域水道企業団と7市の統合議案 和泉市議会否決受け 計画振り出しに

 大阪府東大阪市の野田義和市長は3月28日、市議会3月定例会に提案していた大阪広域水道企業団(用水供給事業者)と同市を含む7市の水道事業の経営統合に向けた規約変更などの関係議案を撤回した。(2023年3月28日)

統合関連の議案を撤回する野田市長=2023年3月28日、大阪府東大阪市議会

企業団設立準備協議会設置議案を可決 水道一体化で生駒市議会 不確定要素や市民の理解論点に

 生駒市議会は定例会最終日の3月24日、県広域水道企業団設立準備協議会への参加を承認する議案を賛成多数で可決した。(2023年3月25日)

採決の結果が表示された議場の電光掲示板(左上)=2023年3月24日、生駒市役所

関西広域)広域水道企業団と7市の統合議案を否決 大阪府和泉市議会

 大阪府和泉市(人口約18万3500人)の市議会(定数24)は定例会最終日の3月24日、大阪広域水道企業団(用水供給事業者)と同市を含む7市との経営統合に向け、辻宏康市長が提案した規約変更などの関係議案を賛成少数で否決した。(2023年3月24日)

大阪府和泉市役所。6階の議場で水道統合に関する議案が否決された=2023年3月24日、同市府中町2丁目

「水道一体化の判断材料にはならない」 10年前の奈良県試算「浄水場存続が有利」 生駒市議会都市建設委で市

 奈良県が2013年度に生駒市など県内8市町村の水道事業について、県営水道からの受水量を増やすより、浄水場を残して更新する方が水道料金面で有利と試算していたことが「奈良の声」の報道で明らかになったが、3月13日の生駒市議会都市建設委員会(沢田かおる委員長、5人)での県域水道一体化への参加に関連する議案の質疑で、この試算が取り上げられた。(2023年3月23日)

生駒市議会都市建設委員会の様子を映す傍聴室のモニター=2023年3月13日、同市役所

県に延長申し入れを 回答期限迫り、住民団体が奈良市に要望 県民センター跡地の活用意向照会

 奈良市登美ケ丘2丁目の県有地、西奈良県民センター跡地について、県が民間への売却方針を一時保留し、3月31日を回答期限として、市に活用意向を照会していることについて、住民団体の「同跡地利用を考える会」(川島信彦世話人代表)は14日、市の担当者と面談し、県に対し回答期限の延長を申し入れるよう求める要望書を提出した。(2023年3月22日)

西奈良県民センター跡地=2022年12月、奈良市登美ケ丘2丁目

視点)水道の将来を1票差で決めてよいか 一体化の賛否、3分の2の「特別多数」の可能性

 戦後の奈良県内の水道事業で最大級の変化となる県域水道一体化。荒井正吾知事の肝入りで「奈良モデル」の一環として始まり、簡易水道を除いた県内28市町村の参加を目指したが、奈良市と葛城市が不参加。残る26市町村の議会は関係議案を賛成多数で可決する見通しだが、大和郡山市議会のように賛否が拮抗する自治体もある。(2023年3月22日)

一体化に参加する前提で内部留保28億円を元の水道会計に戻す議案を削除するよう求めた議案を1票差で否決した大和郡山市議会=2023年3月13日、大和郡山市役所

民生委員内定者13人が就任辞退 香芝、人選巡り市との関係こじれ 昨年12月改選

 昨年12月1日の民生委員(児童委員を兼務)の全国一斉改選で、香芝市の民生委員に内定していた13人がそろって就任を辞退していたことが分かった。(2023年3月21日)

香芝市役所=2022年10月、同市本町

県域水道一体化の関連議案を僅差で可決 大和郡山市議会、建設委採決覆る

 大和郡山市議会は定例会最終日の3月13日、県域水道一体化への参加に向けて市が提案した、県広域水道企業団(一部事務組合)設立準備協議会の設置議案など関連議案を賛成多数で可決した。(2023年3月13日)

奈良県域水道一体化の関連議案を可決した大和郡山市議会=2023年3月13日、同市北郡山町の市役所

市水道水源の地下水量「安定」 大和郡山市議会、一体化参加巡り「県営水道受水比率下げられる」

 開会中の大和郡山市議会定例会は3月9日、一般質問が行われ、県域水道一体化への参加の是非を巡る問題が取り上げられた。(2023年3月9日)

大和郡山市役所=2023年3月9日、同市北郡山町

市町村浄水場存続の方が料金有利の試算も 県域水道一体化推進前

 県が県域水道一体化構想を公表する4年前の2013年度、大和郡山市や生駒市など県内8市町村の水道事業に対し、浄水場の一部または全部を廃止して県営水道(主水源・大滝ダム)からの受水を増量するより、浄水場を何らかの形で残し更新する方が水道料金面で有利とする試算を示していたことが、県の開示文書から分かった。(2023年3月8日)

開示された奈良県作成の「市町村水道事業の処方箋」。上が大和郡山市のシミュレーション結果、下が桜井市のシミュレーション結果

二つの検討委、また非公開 平城宮跡県営公園整備 歴史体験学習館と南側地区

 県が平城宮跡歴史公園(奈良市内)の県営公園区域の整備に向け、識者の意見を聞くため設置した二つの検討委員会の会議が2022年末にこれまでと同様、非公開で開かれていたことが分かった。(2023年3月4日)

発掘調査が行われている歴史体験学習館予定地。奥は平城宮跡に復元された朱雀門=2022年10月、奈良市二条大路南3丁目

県域水道一体化の関連議案を否決 大和郡山市議会建設水道委

 県大和郡山市議会2月定例会は3月2日、建設水道委員会(丸谷利一委員長、6人)を開き、市が提案した県域水道一体化関連の2議案を賛成少数で否決した。(2023年3月2日)

一体化で廃止予定の大和郡山市営北郡山浄水場=2022年7月、大和郡山市植槻町