財政シミュレーション一転不開示 奈良県域水道一体化、料金抑制効果の根拠データ
奈良県と県内27市町村が県域水道一体化を目指すに当たって作成した財政シミュレーションの最新版について、「奈良の声」の記者が開示請求したところ、県は29日までに大部分を不開示とした。同シミュレーションは、市町村が単独経営を継続した場合と一体化した場合の財政の見通しを比較したもので、県は、一体化による水道料金の抑制効果の根拠にしている。最初の財政シミュレーションについては、5カ月前に全面開示しており、判断を一転させた。(2022年6月29日)
説明責任と意見聴取求める市民の請願採択 県域水道一体化で葛城市議会
奈良県葛城市議会(川村優子議長、定数15)は29日、2022年第2回定例会本会議で、県域水道一体化構想の協議に参加している同市が、市民に説明責任を果たし、市民の意見を聴取するよう求めた請願を全会一致で採択した。(2022年6月29日)
連載・コラム
「維持する」が政治の基本/政治と憲法の風景・川上文雄…29
保健所の統廃合をおこなった自治体がいくつもありました。財政赤字を削減する目的もあったのでしょう。いずれにしても、改革をめざしてのことでした。しかし、統廃合(=改革)が激烈だった自治体は、新型コロナウイルスによる人口あたり死亡者数がいちじるしく増加したと言われています。公衆衛生という仕事・施設に関して維持しなければならない大切なものを壊した結果ではないか。効率化を実現すれば仕事に支障はないと考えたのかもしれません。大切なものは持ち続ける、手放さない。政治の基本は維持すること、とは考えなかったようです。(2022年6月30日)
野鳥写真家・与名正三さんの記事は随時掲載になりました。これまでの連載は引き続きご覧いただけます。「野鳥 自然を生きる知恵」
県域水道一体化、市民に説明し声を聞くよう求める請願採択 葛城市議会特別委
奈良県葛城市議会の県域水道一体化調査特別委員会(藤井本浩委員長)は23日、県域水道一体化構想の協議に参加している同市に対し、市民に説明責任を果たし、市民の意見を聴取するよう求めた市民団体の請願を全会一致で採択した。(2022年6月24日)
香芝市役所に喫煙場所、再設置へ 補正予算案を可決 市長、議会決議に抗しきれず
奈良県香芝市役所の敷地内に喫煙場所を再設置する工事費を含んだ市の一般会計補正予算案が23日、市議会6月定例会で賛成多数で可決された。市は2018年から、市役所などの公共施設で敷地内禁煙を実施してきたが、昨年12月、市議会が受動喫煙防止を掲げて「屋外分煙施設」の整備を決議していた。(2022年6月23日)