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地域の身近な問題を掘り下げて取材しています

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発行者/奈良市・浅野善一

やまと広域事務組合ごみ焼却場建設、地元御所市周辺自治会への補助金問題 未完了事業に期限、交付要綱見直しへ

栗阪の集会所屋根に設置された太陽光発電装置。栗阪自治会には太陽光発電装置設置で2億円が交付されたが、事業完了には至っていない=2016年5月12日、御所市栗阪

 御所市、五條市、田原本町でつくる「やまと広域環境衛生事務組合」(管理者・東川裕御所市長)が、御所市内に3市町共同のごみ焼却場を建設するに当たり、地元対策で設けた周辺地区環境整備事業補助金の交付を受けて、3自治会が計画した事業のうち、一部が当初の実施予定年度を越えて未完了となっている問題で、東川管理者は11日、補助金交付要綱を見直す考えを明らかにした。(2017年1月11日)

奈良、JR京終駅舎に観光案内所の機能を 周辺の宿泊施設増などに伴い 市がパンフレット台や案内板設置へ

奈良市が観光案内所の機能を付加するJR京終駅の駅舎=2017年1月5日、同市南京終町

 奈良市で歴史的町並みが人気の奈良町の南の玄関口となるJR京終駅の駅舎に、観光案内所の機能を付加しようと、市は観光パンフレットが置ける台や観光案内板を設置するなどの整備を行う。駅周辺では近年、ゲストハウス(素泊まりの宿泊施設)が増えており、外国人観光客などの乗降も増えている。(2017年1月6日)

大和郡山市洞泉寺町、元遊郭の伝統的木造建物複数が取り壊しの見通し 県建築士会支部「記録だけでも」と実測調査

元遊郭の伝統的木造建物が立ち並ぶ町並み=2016年12月22日、大和郡山市洞泉寺町

 大和郡山市洞泉寺町の登録有形文化財の元遊郭、旧川本家住宅の周辺で、同じ元遊郭の伝統的木造建物が複数、取り壊される見通しであることが分かった。いずれも空き家か人が住んでいない状態になっており、放置できなくなっているものとみられる。県建築士会郡山支部(徳本雅代支部長)は、建物が取り壊される前に実測調査を行い、記録を残す取り組みを進めている。(2016年12月29日)

奈良市の生活保護・通院交通費却下の取り消し求める訴訟 ケース記録に長期の空白 1週間の入院も記載なく

 生活保護の通院交通費の支給を誤った説明で受けられなかったとして、奈良市に過去5年分の支給申請をして却下された市内の男性が、市を相手取り却下処分の取り消しなどを求めて奈良地裁に起こした訴訟の裁判で、市が男性について作成した生活保護に関するケース記録票に、長期の空白期間があることが分かった。(2016年12月20日)

市民グループが手作りの財政白書 わがまちの未来みんなで考える材料を満載 大阪府守口市

白書作りのメンバーらが守口市の魅力、可能性を語り合った昨年7月の座談会(同白書から)=「守口・財政を学ぶ会」提供<

 大阪府守口市の市民らでつくる「守口・財政を学ぶ会」が同市の財政事情を分析した「守口市民財政白書」(A4判、カラー64ページ)を発行した。税収の安定ぶりを誇った企業城下町は、なぜ財政が悪化したのか、数字を丹念に拾い集め、分かりやすく解説する。市町村の財政は、暮らしと密接につながるが、住民からは遠い存在だ。白書は、お役所の専門用語をなるべく使わないように努め、まちの未来を考え合う材料を満載している。(2016年12月6日)

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医療観察法病棟の退院者の36%、再び社会的入院 奈良保護観察所の協議会で明らかに

 傷害などの事件に及んで刑事責任能力が問われず、不起訴や執行猶予になった精神障害者を拘束し、入院治療を強制できる医療観察法をめぐり、退院できる症状に回復した場合でも、住居や保証人が確保できないなどの理由で、社会的入院を余儀なくされる人々が相当数いることが30日、法務省奈良保護観察所(奈良市登大路町)が開いた医療観察制度運営連絡協議会で明らかになった。(2016年11月30日)

川上村・大滝ダムの地滑りで消えた古寺が再建 玉龍寺、旧白屋地区住民の移転先の橿原で5日、落慶法要

 13年前、国土交通省が奈良県川上村で建設中の大滝ダム(2013年完成)の試験湛水中に、沿岸の同村白屋で地滑りが発生、同地区の全住民37世帯が移転を余儀なくされ、取り壊された地区の古寺、玉龍寺の再建が移転先の同県橿原市戒外町で進み、来月5日、落慶法要が営まれる。(2016年11月19日)

よみがえった観音堂で、最終の整備作業をする工事担当者=2016年11月17日、橿原市戒外町の玉龍寺境内

県庁横の歩道撤去 車道歩行者1時間に76人 正倉院展期間中の日曜 対策の交差点横断歩道改良、効果の程度不明

 奈良県が観光バスターミナル計画に伴う車道拡幅のため、県庁西側の奈良市道から歩道をなくし、危険な車道歩行を招いている問題で、県が対策として歩道撤去区間の末端の交差点の横断歩道を改良したことから、「奈良の声」は効果を確認するため、観光客が増えるとみられる正倉院展期間中(10月22日~11月7日)を選んで、車道歩行者の数を数えた。(2016年11月17日)

バスターミナルが完成して、車体の大きな観光バスの通行が増えると車道歩行の危険性は高まるとみられる。右端の建物は県庁議会棟=2016年10月23日午前9時21分ごろ、奈良市登大路町

医療観察法、強制治療処遇中の対象者52人が自殺

 精神疾患がもとで行動をコントロールする力が低下して傷害などの事件に及び、刑事責任能力が問われず、不起訴や執行猶予になった人たちを強制的に治療する医療観察法の対象者のうち、法施行の2005年7月以降、処遇中の自殺者が52人に上ることが分かった。(2016年11月7日)

「信長に先駆けた名将」 天野・天理大准教授が三好長慶研究の成果を披露

 江戸初期、戦国の六名将と評価されながら、時代が下るにつれて忘れられていった畿内の覇者、三好長慶(1523~64年)の研究に天野忠幸・天理大学歴史文化学科准教授(日本中世史)が挑み、今月16日、「いまよみがえる三好長慶の世界」と題して講演(大阪府大東市立生涯学習センターアクロス主催)、参加した約100人の歴史ファンを魅了した。(2016年10月23日)

常置週刊誌は文春、新潮 帯に「殺人」の文字ある小説閲覧は不可 医療観察法病棟退院者が明かす強制入院の重圧感

 2001年6月、児童8人が犠牲になった大阪教育大学付属池田小事件を契機に、国が設置を進めた、触法・精神障害者を強制治療する収容病棟は全国に32カ所(計825床)がある。うち15カ所は府県が運営する施設だ。記者は4年前から国立の施設を退院した人やその家族らに聞き取りをしてきたが、茨城県立の病棟を退院した当事者に今月、インタビューをした。(2016年10月21日)

県庁横、県の歩道撤去が招いた車道歩行者対策 一端の交差点をスクランブル化

 奈良県がバスターミナル計画に伴う車道拡幅のため、県庁横の奈良市道から歩道をなくし、危険な車道歩行を招いている問題で、県と県警は対策として、市道の一方の端にある県庁西交差点を、スクランブル(歩車分離)化した。(2016年10月9日)

スクランブル化された県庁西交差点

県の登大路バスターミナル着工 建設地内の都市計画道路、見直し念頭 奈良市への許可申請で明確に 県民に説明なし

 奈良県が奈良公園の観光拠点施設と位置づける登大路バスターミナルが、奈良市登大路町の県営駐車場跡地で、先月10日着工した。建設地に、県が決定した都市計画道路「奈良天理桜井線」(国道369号の拡幅)の予定地が含まれていることについて、県民への説明はほとんどない。県の考えを聞いた。(2016年10月5日)

登大路バスターミナルの完成予想図と都市計画道路の計画区域(「奈良の声」作成)

県庁横の危険な車道歩行 知事が車道への歩道取り込み指示 バスターミナル計画に伴う拡幅で 開示文書から分かる

 奈良県がバスターミナル計画に伴う車道拡幅のため、昨年3月、県庁横の奈良市道から歩道をなくし、危険な車道歩行を招いている問題。歩道撤去という異例の判断に関し、荒井正吾知事が当初に「歩道を取り込んで、右左折レーンを整備したらいい」と指示していたことが分かった。(2016年9月22日更新)

奈良少年刑務所、本年度中に業務停止 明治のれんが建築保存へ 活用案に博物館やホテル

 奈良市般若寺町の明治のれんが建築、奈良少年刑務所建物について、法務省はこのほど、受刑者収容業務を本年度末までに停止し、建物の保存と活用を図ることを決めた。(2016年9月8日)

本年度中に業務を停止し、れんが造りの建物を保存することが決まった奈良少年刑務所=2016年9月7日、奈良市般若寺町