視点)市町村営9浄水場の廃止案 全戸配布の県広報紙による周知、一度もなく 奈良県域水道一体化構想
2025年度の企業団(一部事務組合)設立を目標に、奈良県内の27市町村の水道と県営水道を統合する県主導の県域水道一体化構想は、基本協定の締結に向けた大詰めの協議を目前に控えているが、全戸配布の広報紙「県民だより奈良」による県民への周知は、一度も行われてない。(2022年5月12日)
香芝 屋外分煙施設の設置場所示さぬ議会決議 市が真意くみ取り
奈良県香芝市議会が2021年12月に賛成多数で可決した、市に屋外分煙施設の整備を求める決議が、分煙施設の整備を求めながらも、どこに設置すべきか具体的に示していないことを巡って、市が設置場所について決議の真意を「くみ取る」という事態が生じている。(2022年5月10日)
連載・コラム
「時の壁」を撤去する 強制不妊手術「原告勝訴」判決によせて/政治と憲法の風景・川上文雄…27
旧優生保護法の下で不妊手術を強制された人たちが起こした国家賠償請求の訴訟。国家賠償法は、損害発生の時点から20年経過すると請求権は消滅するという除斥期間の規定(民法724条)を採用しています。これを厳密に適用されてしまうと、原告は全員が手術から20年以上過ぎているので、敗訴しかありません。そのような判決が全国の地方裁判所で続いてきました。越えがたい「時の壁」と言われる除斥期間20年。しかし、違憲の法律を根拠にして重大な人権侵害が意図的・積極的に推進された場合には、「時の壁」を撤去して国家賠償を認めるべきではないでしょうか。(2022年4月17日)
体色の個体差)猛禽2種は色彩多様、研究進み判明/野鳥~自然を生きる知恵・与名正三…10
私たち人間も人種によってさまざまな肌の色をしていますが、日本で観察される野鳥約670種類の中にも、同じ種類なのに個体の体色がさまざまで、図鑑では年齢や性別の解説が難しい野鳥が2種類だけ存在します。どちらもタカの仲間で、一つは「サシバ」です。(2021年6月6日)
公共施設敷地内への喫煙所設置反対 3600人の署名を市長に提出 香芝の市民団体
市役所などの公共施設で敷地内禁煙を実施している奈良県香芝市で、市議会が市に対し「屋外分煙施設」の整備を求める決議をした問題で、「喫煙所新設に反対する市民の声」(曽根秀一代表)は6日、公共施設敷地内に喫煙所を設置しないよう求める要望書を、3608人の署名を添えて、福岡憲宏市長に提出した。(2022年5月6日)
生駒市「金鵄の杜 倭苑」廃止 高齢者の浴場対策 民間銭湯で助成クーポン利用可能に
奈良県生駒市は、老朽化を理由に市高齢者施設「金鵄の杜 倭苑(きんしのもり・やまとえん)」を今年3月末で廃止したが、施設の浴場を利用してきた人への対策として、市内の民間の銭湯2施設の利用について助成を行うことを決めた。(2022年5月2日)