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地域の身近な問題を掘り下げて取材しています

発行者/奈良県大和郡山市・浅野善一

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生活保護却下取り消し請求訴訟弁論 原告「扶養ないこと要件誤り、認めて謝罪を」 県裁決受け生駒市に求める

 母親の扶養意思が確認されたことを理由に生活保護の申請を却下された女性が奈良県生駒市を相手取り、却下処分の取り消しを求めた訴訟の第2回口頭弁論が20日、奈良地裁(寺本佳子裁判長)であった。(2022年1月20日)

生活保護申請却下、県取り消し裁決 生駒市長あらためて謝罪 「困った方に寄り添った対応取る」

記者会見に臨む小紫雅史・奈良県生駒市長=2022年1月18日、市役所(「奈良の声」浅野善一撮影)

 奈良県生駒市に生活保護の申請を却下された女性が行った県への審査請求に対し、県が市の却下処分を取り消す裁決をし、市が女性の保護開始を決定するに至った問題について、小紫雅史市長は18日の月例記者会見で、女性への謝罪の言葉を述べるとともに「困っておられる方に寄り添った適切な対応が取れるよう体制の強化にしっかり取り組みたい」と表明した。(2022年1月18日)

連載・コラム

山林地域のメガソーラーお断り/政治と憲法の風景・川上文雄…23

2021年4月末ごろの山の様子。地元ハイカーが撮影。「平群のメガソーラーを考える会」ブログに掲載。48ヘクタール全体がこのような状態になってしまった

 出力1000キロワット=1メガワット以上の太陽光発電をメガソーラーといいます。筆者の住む奈良県でも、平群町の山林地域で建設が進行中です。用地の広さは48ヘクタールで甲子園球場12.5個分。緑ゆたかな山林はすでに皆伐され、一帯は土色の無残な姿に。しかも深い谷の部分を建設残土で埋めている。ますます急斜面になった用地に6万枚の太陽光パネルという計画です。この土地を豪雨が襲ったら…。昨年7月に静岡県熱海市で発生した土石流災害(死者20人以上)を思い出すだけで十分です。広範囲の平群町住民が、大水害による生活破壊・生命の危険に直面しています。(2022年1月4日)


体色の個体差)猛禽2種は色彩多様、研究進み判明/野鳥~自然を生きる知恵・与名正三…10

淡色型のサシバ。体色は全体に淡い茶褐色

 私たち人間も人種によってさまざまな肌の色をしていますが、日本で観察される野鳥約670種類の中にも、同じ種類なのに個体の体色がさまざまで、図鑑では年齢や性別の解説が難しい野鳥が2種類だけ存在します。どちらもタカの仲間で、一つは「サシバ」です。(2021年6月6日)


「水道料金、単独より安く」県の一体化財政シミュ、問われる精度 水道管更新費用の試算、市町村間で統一ルールなし

県域水道一体化の主水源、大滝ダム。奈良盆地への導水が加速している=2021年9月16日、奈良県川上村

 奈良県は昨年1月、上水道の経営を市町村が単独で行うより、県域水道一体化の企業団(一部事務組合)に移行した方が水道料金は安くなるとする財政シミュレーションを公表したが、水道資産全体の8割を占めるといわれる水道管を更新する費用の試算方法が試算を行った各市町村間で大きく異なっていたことが分かった。(2022年1月16日)

リニア懸念の市民、回答に選択肢なし 大和郡山市の駅誘致ウェブアンケート 未入力あると参加できず

リニア中間駅誘致を掲げた大和郡山市設置のPR看板=2021年12月24日、同市北郡山町

 リニア中央新幹線中間駅誘致に取り組む奈良県大和郡山市が駅候補地の選定に向け、市民らの意見を聞くためこのほど実施したアンケート調査が、駅への期待など誘致を前提にした内容だったことが分かった。回答は選択式で、リニアや駅誘致に懸念を抱く人を想定した選択肢は用意されていなかった。(2022年1月11日)

2021年「奈良の声」独自ニュース 閲覧数上位10件

(2021年12月27日)

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奈良市水道ことし100年 記念事業は見送り 県域一体化のうねりの中

 奈良市の水道事業が、県域水道一体化の問題に直面する中で今年、100年を迎える。市は人口急増による水不足などを乗り越えながら、その歩みを「50年史」や「70周年記念写真集」に残してきたが、今回は100年史刊行などの記念事業を見送る。(2022年1月1日)

大正時代の奈良市の水道遺産、赤れんがの旧計量器室=2021年12月21日、同市川上町

生駒市が女性の生活保護開始を決定、謝罪も 申請却下取り消しの県裁決受け

 奈良県生駒市が1人暮らしの50代の女性が行った生活保護申請を、母親から扶養の意思を確認できたとして却下した問題を巡り、女性が県に却下処分の取り消しを求めた審査請求で市の却下処分を取り消す裁決が出たことを受け、市は27日、女性に謝罪するとともに保護開始を決定した。(2021年12月28日)

生駒市役所=2021年12月15日、同市東新町

白水庵の庵主、安田さん逝く 奈良盆地最後の民家本格庭園守る

 奈良盆地に残る最後の民家の本格庭園の1つと評される奈良市南新町の白水庵を40年間、守ってきた庵主、安田信司さんが今年8月、亡くなっていたことが分かった。(2021年12月23日)

安田さんが守ってきた白水庵=「奈良の平日 誰も知らない深いまち」(浅野詠子、講談社)から、撮影も筆者

沖縄・百按司墓遺骨返還訴訟の弁護団長丹羽さんが来県し講演 「先住民の自己決定に委ねるべき」と訴え

 昭和の初め、京都帝国大学の研究者が学術研究の名目で沖縄県今帰仁村の「百按司(ももじゃな)墓」(現在、同村指定文化財)から収集し、京都大学総合博物館(京都市左京区吉田本町)に保管されている遺骨26体の返還を求め、同墓の祭祀(さいし)を承継する琉球王族子孫らが2018年、京都地裁に提起した訴訟の原告側弁護団長、弁護士の丹羽雅雄さんが19日、奈良市大安寺1丁目の県人権センターで開催の「植民地主義に抗(あらが)う沖縄と連帯する奈良県集会」で講演。(2021年12月22日)

先住民族の権利の視点で遺骨返還訴訟の大事さを語る丹羽雅雄さん=2021年12月19日、奈良市大安寺1丁目の県人権センター

県裁決、生駒市の処分を取り消し 生活保護申請却下された女性の審査請求で

 奈良県生駒市が、生活に困窮した50代の1人暮らしの女性が行った生活保護申請に対し、母から扶養の意思を確認できたとして却下した問題で、女性が県に対し却下処分の取り消しを求めて行っていた審査請求の裁決があり、県は女性の請求を認めて市の却下処分を取り消した。女性の代理人弁護士らが21日、記者会見して明らかにした。(2021年12月21日21時30分)

県の裁決について記者会見する女性の代理人の水丸貴美子弁護士(中央)ら=2021年12月21日、奈良市の奈良弁護士会

生駒市が女性の生活保護判断一転 申請2度却下も裁判所への申し立て機に開始決定

 奈良県生駒市が、生活に困窮した50代の1人暮らしの女性が今年7月までに行った2度の生活保護申請に対し、母親から扶養の意思を確認できたとしていずれも却下したのに、女性が奈良地裁に申し立てたのを機に11月、一転して保護の開始を決定した。この間、市はどのような対応をしてきたのか。(2021年12月21日11時00分)

生駒市役所=2021年12月15日、同市東新町

関西広域)大正期新興美術運動「三科」同人の浅野孟府と木下秀一郎、戦後も交流 物語るはがき見つかる

 大阪府大東市ゆかりの彫刻家浅野孟府(1900~84年)が、大正期新興美術運動の頂点といわれた三科の同人として、一緒に活動していた洋画家の医師、木下秀一郎と戦後も交流を続けていたことを物語るはがきが、東京都府中市内に住む孟府の長女、宇野映さん(85)方で見つかった。(2021年12月18日)

木下秀一郎と浅野孟府の戦後の交流を物語るはがき=宇野映さん所蔵

奈良県のメガソーラーガイドライン導入、7年前に検討表明も着手至らず後手に

 奈良県が7年前、天理市内のメガソーラー計画を巡って、県森林審議会でガイドライン策定を求める委員の意見に対し「課題として検討する」と述べながら、着手に至っていなかったことが分かった。(2021年12月12日)

2014年、県森林審議会で委員からガイドラインの策定要望が出ていた天理市福住町のソーラー事業地=2021年12月12日

種類の豊富さに感心 馬見丘陵公園で撮影された野鳥の写真展に多くの来場者

 奈良県営馬見丘陵公園(河合町、広陵町)で撮影されたさまざまな野鳥の写真を展示する「第1回馬見丘陵公園の野鳥展」が12月11日、園内の花見茶屋で始まった。12日まで。入場無料。(2021年12月11日、終了しました)

野鳥の写真に見入る人たち=2021年12月11日、奈良県営馬見丘陵公園

宋連玉・青学大名誉教授が講演 日本の旧植民地の公娼制度、戦地の慰安所と国家を語る

 日本の旧植民地における公娼制度や戦地の旧日本兵が利用した慰安所の実態を調査する数少ない歴史学者、宋連玉(ソン・ヨノク)青山学院大学名誉教授が4日、奈良市大安寺1丁目の県人権センターで「慰安婦・公娼・妓生、言葉の政治性について」と題して講演。(2021年12月7日)

講演する宋連玉・青山学院大学名誉教授=2021年12月2日、奈良市大安寺1丁目の県人権センター

馬見丘陵公園で撮影された野鳥160種の写真展 観察続ける地元愛好家団体が12月11、12日園内で開催

 奈良県営馬見丘陵公園(河合町、広陵町)で撮影された野鳥約160種の写真を展示する「第1回馬見丘陵公園の野鳥展」が12月11、12日、園内の花見茶屋で開かれる。(2021年12月4日、終了しました)

展示される写真の1枚(「馬見鳥記録の会」提供、画像の一部を加工しています)

県域水道一体化、奈良市の緑ケ丘浄水場から生駒市への供給を検討

 奈良県が主導する県域水道一体化に向けて、生駒市は3日、一体化後も浄水施設として残される予定の現奈良市営緑ケ丘浄水場の水道水を生駒市民に供給することを県、奈良市との3者で検討していることを明らかにした。(2021年12月3日)

奈良市営緑ケ丘浄水場を支える有力水源の1つ、布目ダム。1990年代の渇水懸念当時に生駒市への水融通が検討されたことがある=2021年11月7日、本体・奈良市、貯水湖・同市と山添村

占領下沖縄からの元留学生、崎浜さんが母校の奈良教育大で講義

 55年前の1966年、占領下にあった沖縄から国費留学生としてパスポートを持って奈良教育大学に入学した奈良市在住の崎浜盛喜さん(74)が2日、同大学の教室で「沖縄―平和と人権」と題し、学生36人を前に講義をした。(2021年12月3日)

郷里の沖縄県を題材に平和と人権の課題を語る崎浜盛喜さん=2021年12月2日、奈良市高畑町の奈良教育大学

平群のメガソーラー建設現場を見学 環境への影響、災害懸念する県民有志40人

 メガソーラー建設が及ぼす環境への影響、災害に関心を寄せる県民有志約40人が23日、奈良県平群町内の森林が伐採された建設現場の周辺を見学、「豪雨に見舞われると不安」と訴える地元住民の声に耳を傾けた。(2021年11月24日)

森林が伐採され、土のうが置かれたメガソーラー建設現場を見学する人たち=2021年11月23日、平群町

奈良・斑鳩でフードドライブ 食品や日用品など7300点 住民ら330人来場 社会福祉法人が催し

 奈良県内で精神障害者らを支援する活動を行っている社会福祉法人「萌」の西和エリア事業部(斑鳩町)がフードドライブ事業に取り組んだ。福祉関係団体や企業から提供してもらった食品や日用品など7000点以上を、住民らに無料で持ち帰ってもらう催しを、11月20日、同町龍田南2丁目の町中央公民館で開いた。332人が来場した。(2021年11月20日)

住民らが訪れたフードドライブの会場=2021年11月20日、斑鳩町龍田南2丁目の町中央公民館

食品や日用品を住民らに配布 奈良・斑鳩町中央公民館で11月20日、社会福祉法人がフードドライブ事業

 社会福祉法人「萌(もえ)」西和エリア事業部(奈良県斑鳩町)は11月20日午前10時から午後2時まで、同町龍田南2丁目の町中央公民館で、フードドライブ事業として福祉関係団体や企業から提供してもらった食品や文房具、日用品を、住民らに無料で持ち帰ってもらう催し「ちょっときてみて もってって!」を開く。(2021年11月19日、終了しました)

社会福祉法人「萌」のフードドライブ事業の案内ちらし

識者の会議、11月も非公開 奈良県の平城宮跡歴史公園・体験学習館整備 運営要領の原則反映されず

 奈良県が平城宮跡歴史公園(奈良市)の歴史体験学習館整備に向け、識者の意見を聞くため設置している検討委員会(委員長・増井正哉京都大学大学院教授、12人)の会議が、過去9回すべて非公開だったことが「奈良の声」の取材で明らかになったが、このほど開かれた10回目の会議も非公開で行われたことが、県平城宮跡事業推進室への取材で18日までに分かった。(2021年11月18日)

県がホームページで公開している歴史体験学習館(右手前)のデザインイメージ。正面の建物は正倉院を模した外観が検討されている

生活保護制度の案内、未掲載解消 県内全12市のHP 「奈良の声」取材きっかけ

 奈良県内全12市のうち一部の市のホームページに生活保護制度の案内が掲載されていなかったことが今年6月、「奈良の声」の取材で明らかになったが、取材などをきっかけにその後、掲載が進み、17日時点で未掲載の市はなくなっていることが分かった。(2021年11月17日)

記者余話)オークションで入手の彫刻、浅野孟府の作品だった 京都・宇治の美術愛好家 評伝書いた記者に連絡

 作者不詳でオークションに出品されていた彫刻を入手したところ、記者の拙著「彫刻家 浅野孟府の時代 1900-1984」(批評社)で紹介されている孟府の作品の一つと同じだった――、と京都府宇治市の美術愛好家から記者の元に連絡があった。孟府は大正期の新興美術運動を担った彫刻家。愛好家宅を訪ね、彫刻を見せていただいた。(2021年11月17日)

台座に「MOFU」と刻まれた裸婦像(手前)=2021年11月5日、京都府宇治市羽戸山3丁目の田村和司さん宅

奈良県山添村メガソーラー計画地直下の水道施設を見学 奈良市民有志ら35人

 奈良県山添村の馬尻山(標高約500メートル)で民間業者が開発を予定しているメガソーラー計画地直下にある村民の水道水源を知ろうと、県民の有志約35人が7日、同村春日の村営水道施設を見学した。(2021年11月8日)

村営の簡易水道「春日・大西地区」(第1水源地)を見学する奈良市民有志の人たち=いずれも2021年11月7日、山添村春日