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地域の身近な問題を掘り下げて取材しています

発行者/奈良県大和郡山市・浅野善一

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市町村が単独経営を継続した場合の財政シミュレーションの最新版(下)。主要なデータの大部分が不開示だった。一方、2021年1月の覚書時点の最初のシミュレーション(上)は全面開示された

財政シミュレーション一転不開示 奈良県域水道一体化、料金抑制効果の根拠データ

 奈良県と県内27市町村が県域水道一体化を目指すに当たって作成した財政シミュレーションの最新版について、「奈良の声」の記者が開示請求したところ、県は29日までに大部分を不開示とした。同シミュレーションは、市町村が単独経営を継続した場合と一体化した場合の財政の見通しを比較したもので、県は、一体化による水道料金の抑制効果の根拠にしている。最初の財政シミュレーションについては、5カ月前に全面開示しており、判断を一転させた。(2022年6月29日)

5階に市議会がある葛城市役所=2022年6月23日、同市柿本

説明責任と意見聴取求める市民の請願採択 県域水道一体化で葛城市議会

 奈良県葛城市議会(川村優子議長、定数15)は29日、2022年第2回定例会本会議で、県域水道一体化構想の協議に参加している同市が、市民に説明責任を果たし、市民の意見を聴取するよう求めた請願を全会一致で採択した。(2022年6月29日)

県域水道一体化を考えるニュース


連載・コラム

「維持する」が政治の基本/政治と憲法の風景・川上文雄…29

筆者のアートコレクションから宮下幸士(みやした・ゆきお、1973年生まれ)「無題」。作者は滋賀県在住、1997年より「やまなみ工房」(滋賀県甲賀市)で創作

 保健所の統廃合をおこなった自治体がいくつもありました。財政赤字を削減する目的もあったのでしょう。いずれにしても、改革をめざしてのことでした。しかし、統廃合(=改革)が激烈だった自治体は、新型コロナウイルスによる人口あたり死亡者数がいちじるしく増加したと言われています。公衆衛生という仕事・施設に関して維持しなければならない大切なものを壊した結果ではないか。効率化を実現すれば仕事に支障はないと考えたのかもしれません。大切なものは持ち続ける、手放さない。政治の基本は維持すること、とは考えなかったようです。(2022年6月30日)


野鳥写真家・与名正三さんの記事は随時掲載になりました。これまでの連載は引き続きご覧いただけます。「野鳥 自然を生きる知恵」


市議会県域水道一体化調査特別委員会が開かれた葛城市役所新庄庁舎=2022年6月23日、同市柿本

県域水道一体化、市民に説明し声を聞くよう求める請願採択 葛城市議会特別委

 奈良県葛城市議会の県域水道一体化調査特別委員会(藤井本浩委員長)は23日、県域水道一体化構想の協議に参加している同市に対し、市民に説明責任を果たし、市民の意見を聴取するよう求めた市民団体の請願を全会一致で採択した。(2022年6月24日)

敷地内禁煙の表示がある香芝市役所の入り口=2022年6月23日、同市本町

香芝市役所に喫煙場所、再設置へ 補正予算案を可決 市長、議会決議に抗しきれず

 奈良県香芝市役所の敷地内に喫煙場所を再設置する工事費を含んだ市の一般会計補正予算案が23日、市議会6月定例会で賛成多数で可決された。市は2018年から、市役所などの公共施設で敷地内禁煙を実施してきたが、昨年12月、市議会が受動喫煙防止を掲げて「屋外分煙施設」の整備を決議していた。(2022年6月23日)

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統一料金への疑問などで意見 県域水道一体化構想巡り奈良市が2回目の第三者懇談会

 奈良県内27市町村営水道と用水供給事業の県営水道とを事業統合し、企業団(一部事務組合)発足を2025年度に目指す県主導の構想を巡り、奈良市が学識経験者、市議らから意見を聞く「市県域水道一体化取組事業懇談会」(座長、浦上拓也・近畿大学教授、11人)の第2回会合が22日、同市二条大路南1丁目の市役所正庁で開かれた。(2022年6月22日)

委員から活発な意見が出た「奈良市県域水道一体化取組事業懇談会」の第2回会合=2022年6月22日、同市役所

県域水道一体化への不参加求める陳情 葛城市区長会が市議会に「市の判断で価格設定できる命の水」訴え

 奈良県の葛城市区長会(44地区、岡本雄嗣会長)は、県主導で進む県域水道一体化構想は料金試算に課題を残すなどとして、参加しないことを求める陳情を22日までに川村優子市議会議長に提出した。一体化に対する全市的な住民による意思表示といえる。(2022年6月22日)

葛城市の水道水源となっているため池=2019年、同市内

奈良県営水道・広域化工事の開示文書 文字つぶれ、かすれ 元のデジタルデータは所在不明

 奈良県域水道一体化構想の重要拠点となる県営水道は2016年から起債を停止し、代わって内部留保金を主要な原資に今年3月までの間、県営浄水場と各市町村の水道施設を直結する関連工事に約43億5000万円を投じたが、うち2017年度の関連記録(保存年限5年)について、県が開示した文書の印刷が不明瞭で文字の一部を読み取ることができず、元のデジタルデータの所在も不明であることが分かった。(2022年6月20日)

開示された県の文書。表左端の列の文字がつぶれ、右端「内部留保金」の数字がかすれて判読できない

反対相次ぐ、西奈良県民センター跡地の除外 公聴会で市民12人が意見 大渕池公園計画区域変更案

 奈良市の県立大渕池公園の都市計画決定区域から、公園としての整備に至っていない区域を除外する、計画変更の原案に対し、県が市民の意見を聞く公聴会が17日、市西部会館で開かれた。除外対象には、県が売却を予定している県有地の西奈良県民センター跡地(同市登美ケ丘2丁目)が含まれており、同跡地の除外に反対する意見が相次いだ。(2022年6月17日)

県立大渕池公園計画決定区域変更の公聴会。客席前方が公述を待つ市民=2022年6月17日、奈良市西部会館

【視点】市役所敷地内の喫煙所に反対する請願 なぜ不採択、議論なく 香芝市議会総務建設委の説明責任問う

 市役所などの公共施設で敷地内禁煙を実施している奈良県香芝市で、市議会が市に対し「屋外分煙施設」の整備を求める決議をしたことを巡り、市民団体が議会に提出した「市役所敷地内に喫煙場所を設置しないことを求める請願書」について、市議会総務建設委員会(河杉博之委員長、8人)は6月14日、賛成少数で不採択とした。(2022年6月17日)

香芝市役所=同市本町

市役所敷地内に喫煙所「つくるべきでない」 香芝市長が反対市民学習会にビデオメッセージ

 市役所などの公共施設で敷地内禁煙を実施している奈良県香芝市で、市議会が市に対し「屋外分煙施設」の整備を求める決議をしたことを巡り、福岡憲宏市長は31日、「喫煙所新設に反対する市民の声」(曽根秀一代表)が市内で開いた学習会に寄せたビデオメッセージで、「市役所内に喫煙所をつくるべきではない」との考えを表明した。(2022年5月31日)

「喫煙所新設に反対する市民の声」の学習会で公開された福岡憲宏市長のビデオメッセージ=2022年5月31日、香芝市藤山1丁目の市ふたかみ文化センター

生活保護申請却下を巡る訴訟 損賠請求に切り替え 女性、国賠法上の違法性問う 生駒市は棄却求める

 母親の扶養意思が確認されたことを理由に生活保護の申請を却下された50代の女性が奈良県生駒市を相手取り、却下処分の取り消しを求めた訴訟は、女性が申し立てていた国家賠償法に基づく損害賠償請求への切り替えが認められ、女性は26日、奈良地裁(寺本佳子裁判長)で開かれた第4回口頭弁論で、市に対し495万円の損害賠償を請求する主張を行った。(2022年5月26日)

生駒市の生活保護を巡る訴訟が行われている奈良地裁=奈良市登大路町

西奈良県民センター跡地を都市公園から除外 県、原案を公開 大渕池公園の計画区域変更 6月に地元説明会

 奈良県は5月19日、奈良市の県立大渕池公園の都市計画区域から、公園としての整備に至っていない区域を除外する、計画変更の原案を公開した。(2022年5月21日)

県が売却を予定している西奈良県民センター跡地の位置図(作成「奈良の声」)

県域水道一体化への参加是非、意見聞く 奈良市の第三者懇談会が初会合 8月にも方向判断

 奈良県内27市町村営水道と用水供給事業の県営水道とを事業統合し、統一料金による企業団(一部事務組合)発足を2025年度に目指す県主導の構想が具体化する中、奈良市は協議中の団体としては初めて第三者の学識経験者、市議らから意見を聞くための「奈良市県域水道一体化取組事業懇談会(座長、浦上拓也・近畿大学教授、11人)を設置、20日、同市法華寺町の市企業局で初会合を開いた。(2022年5月20日)

「奈良市県域水道一体化取組事業懇談会」の初会合であいさつする西谷忠雄副市長=2022年5月20日、同市法華寺町の市企業局

視点)市町村営9浄水場の廃止案 全戸配布の県広報紙による周知、一度もなく 奈良県域水道一体化構想

 2025年度の企業団(一部事務組合)設立を目標に、奈良県内の27市町村の水道と県営水道を統合する県主導の県域水道一体化構想は、基本協定の締結に向けた大詰めの協議を目前に控えているが、全戸配布の広報紙「県民だより奈良」による県民への周知は、一度も行われてない。(2022年5月12日)

奈良県域水道一体化で存廃が検討されている浄水場

香芝 屋外分煙施設の設置場所示さぬ議会決議 市が真意くみ取り

 奈良県香芝市議会が2021年12月に賛成多数で可決した、市に屋外分煙施設の整備を求める決議が、分煙施設の整備を求めながらも、どこに設置すべきか具体的に示していないことを巡って、市が設置場所について決議の真意を「くみ取る」という事態が生じている。(2022年5月10日)

「喫煙所新設に反対する市民の声」との面談に応じる福岡憲宏市長(左)=2022年5月6日、奈良県香芝市役所

公共施設敷地内への喫煙所設置反対 3600人の署名を市長に提出 香芝の市民団体

 市役所などの公共施設で敷地内禁煙を実施している奈良県香芝市で、市議会が市に対し「屋外分煙施設」の整備を求める決議をした問題で、「喫煙所新設に反対する市民の声」(曽根秀一代表)は6日、公共施設敷地内に喫煙所を設置しないよう求める要望書を、3608人の署名を添えて、福岡憲宏市長に提出した。(2022年5月6日)

福岡憲宏市長(右)に署名簿を提出する「喫煙所新設に反対する市民の声」の曽根秀一代表=2022年5月6日、香芝市役所

生駒市「金鵄の杜 倭苑」廃止 高齢者の浴場対策 民間銭湯で助成クーポン利用可能に

 奈良県生駒市は、老朽化を理由に市高齢者施設「金鵄の杜 倭苑(きんしのもり・やまとえん)」を今年3月末で廃止したが、施設の浴場を利用してきた人への対策として、市内の民間の銭湯2施設の利用について助成を行うことを決めた。(2022年5月2日)

生駒市の生きいきクーポン券、使用ガイド、市役所のコラージュ(クーポン券と使用ガイドは市ホームページから)

関西広域)大阪府吹田市立博物館 現代人形劇の継承と発展へ特別展 「出口座」と阪本一房の世界

 大阪府吹田市に伝わる民話を聞き取りし、独特な人形劇に仕立てて豊かに演じた同市出身の阪本一房(1919~2001年)の世界へ誘う特別展「出口座と阪本一房 現代人形劇の継承と発展」が吹田市岸部北4丁目の同市立博物館で開かれている。(2022年5月1日)

赤い衣装をまとった人形(火の精)は阪本一房の作。壁面の緞帳は戦前の大阪人形座が使用していた=2022年4月29日、吹田市岸部北4丁目の同市立博物館