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発行者/奈良市・浅野善一
浅野善一

奈良の公園、水飲み場壊される 3年間に市管理の9カ所 再発恐れ再開は様子見

登美ケ丘近隣公園のコンクリートが砕かれた水飲み場。利用は再開されていない

登美ケ丘近隣公園のコンクリートが砕かれた水飲み場。利用は再開されていない=2015年8月7日、奈良市北登美ケ丘1丁目

 奈良市の住宅地などにある公園で、水飲み場が壊される被害が複数発生していることが、市公園緑地課への取材で12日までに分かった。同課によると、この3年間に市管理の九つの公園で被害が確認された。いたずらとみられることから、市は修繕しても繰り返される恐れがあるとし、壊された水飲み場のほとんどについて利用を再開していない。

 市が管理する都市公園525カ所のうち、水飲み場があるのは160カ所余り。被害に遭った公園では、蛇口が壊されたり、蛇口が先端に付いた水道管が柱ごと折られるなどしたという。

 同市北登美ケ丘1丁目の登美ケ丘近隣公園では昨年6月までに、6カ所ある水飲み場のうち4カ所が壊された。コンクリート製の小さな四角い台に水飲み用と手洗い用の二つの蛇口が付いており、被害に遭ったものはコンクリートの一部が砕かれるなどした。高い柵に囲まれた球技場内にあるものは被害を免れた。市は警察に被害届を出した。壊された水飲み場は閉栓したままになっている。

 一方、六条西五丁目街区公園ではことし3月までに、蛇口が先端に付いた水道管が柱ごと折られた。市公園緑地課は水道を閉栓したが、地元自治会は再開を求めた。自治会は市のグリーンサポート制度に登録し、公園の草刈りなどの維持管理を担っていることから、水道が利用できないと道具の洗浄などで不便だと訴えた。市は水飲み場は撤去したが、閉栓されていた併設の散水栓に蛇口を設置した。

 同課は利用再開について、「再度、壊されたら修繕費が掛かる。水が出っ放しになれば水道代が掛かる。閉栓して様子を見ているが、〝水道がないと困る〟と地元自治会から要望があれば再開に向けて検討している」としている。

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