古民家で茶会と「森のねんど」の人形作り 9月10日、奈良県大和郡山で催し
会場となる奈良県大和郡山市井戸野町の古民家(県建築士会ホームページから)
奈良県建築士会郡山支部(折目貴司支部長)は9月10日午後1時から、大和郡山市井戸野町488の古民家で、茶会や粘土教室を楽しむ催し「お茶会 in 森のねんど研究所」を開く。(終わりました)
催しの狙いは、まちの資産となる歴史ある建物を未来に継ぐためのきっかけづくり。大和郡山市まちづくりアイデアサポート事業として行われる。
同建築士会などによると、会場となる古民家は明治時代に建てられた農家住宅で、平安時代にさかのぼる環濠集落の面影を残す地区にある。解体予定だったのを人形作家の岡本道康さんが補修して、2017年からアトリエ兼ギャラリー「森のねんど研究所」として利用している。建物は2022年、同建築士会の「場を生むデザイン賞」最優秀賞を受賞した。
人形作家の岡本道康さんと作品の人形(催しのちらしから)
岡本さんは、奈良県の吉野杉で割り箸を作る際に生じる木くずを主原料とした「森のねんど」を開発、これを使った人形作りで知られる。モデルとなっている子供やお年寄りの愛嬌(あいきょう)ある表情が親しまれている。
茶会では、荒木宗喜さんと扇野宗薫さんのお点前で茶を楽しむ。粘土教室では、岡本さんの指導で人形作りに挑む。また、同古民家の再生に携わった建築士の倉原猛さんから建物の説明を聞く。
定員30人で先着順。参加費1000円。9月8日までに電子メールでtakashi.orime@gmail.com宛てに申し込む。件名を「お茶会申込」として氏名、連絡先(携帯電話)、居住地(市町村)を伝える。緊急の連絡先は折目支部長、電話090-8230-1447。会場近くに駐車場がある。会場地図はhttps://nara-kenchikushikai.or.jp/news/2023/file/20230901_02.pdf