浅野善一
奈良少年刑務所、明治のれんが建物保存を 28日、大阪で「宝に思う会」の勉強会
明治のれんが建築、奈良少年刑務所(奈良県奈良市)の重要文化財指定を目指して活動している「近代の名建築 奈良少年刑務所を宝に思う会」(山下洋輔会長)の第3回勉強会「古き良きもの、伝統ある遺産をのこす」が2月28日午後1時30分から、大阪市天王寺区下寺町1-3-66の宗念寺で開かれる。(終了しました)
グランドジェネレーション研究所(兵庫県川西市)との共催。「宝に思う会」事務局長の松永洋介さんが、奈良少年刑務所の来歴や建物保存の意義について、建物内部の写真を使うなどしながら説明。建築家の松田昌久さんとともに日本の近代建築の文化について考える。
「宝に思う会」は昨年10月に発足、勉強会について「奈良少年刑務所建物の、わが国の歴史や建築史における重要性を、一人でも多くの方に知っていただき、建物保存・重要文化財指定への機運を高める活動の一環」としている。
参加費500円。申し込み不要。問い合わせは、グランドジェネレーション研究所の宇和野敦子さん、電話090-1154-1963か、「宝に思う会」の松永さん、電話070-5024-9428。
奈良少年刑務所建物については、同刑務所が老朽化などを理由に昨年2月から3月にかけ、移転候補地3カ所の調査結果報告書をまとめていたことが分かっている。