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発行者/奈良県大和郡山市・浅野善一

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ジャーナリスト浅野詠子

水道一体化、市民説明会開催の有無明確にせず 大和郡山市長が議会答弁 参加意思表明するも

大和郡山市役所=2022年9月、同市北郡山町

大和郡山市役所=2022年9月、同市北郡山町

 奈良県が主導する県域水道一体化計画案に対し「前向きに参加を検討している」と表明した大和郡山市の上田清市長は12月12日、開会中の市議会12月定例会で、市民向けの説明会を開催するかどうかについて考えを明確にしなかった。

 一般質問で丸谷利一議員(豊政会)が「生駒市はすでに開催し、葛城市も近く(13日)開催するが、大和郡山市は開催する予定はないか」と尋ねた。

 上田市長は「広報紙つながり(元旦号)、ホームページ、ラインなどいろいろな手段を通して、説明する」と述べた。

 市長は「12月中に態度を決定する」とした。一体化参加に向けた市としての正式な表明を行うと見られるが、公開の会場で市民が自由に意見を言える形式の説明会開催には言及しなかった。

 丸谷議員は「市民に直接対面して批判も聞くべきであり、その上で、市の考え方を理解してもらう機会は大事ではないか」と述べた。また同議員は、一体化の企業団(一部事務組合)発足の翌年(2026年)に廃止される方向の市営北郡山浄水場(水源、地下水)の存続を求めた。

 二つある市営浄水場のうち、昭和浄水場については県が存続を認めている。 関連記事へ

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