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発行者/奈良県大和郡山市・浅野善一
浅野善一

天理・柳本飛行場跡の説明板撤去 再設置目指し、9月1日に学習会

撤去された柳本飛行場跡の説明板。左半分に朝鮮人の強制連行や慰安所のことが記載されている=天理市教育委員会提供

撤去された柳本飛行場跡の説明板。左半分に朝鮮人の強制連行や慰安所のことが記載されている=天理市教育委員会提供

 朝鮮人労働者の強制連行や朝鮮人女性の慰安所存在の証言が残る奈良県天理市内の柳本飛行場跡に市が設置していた説明板が撤去された問題について考える学習会が9月1日午後6時30分から、同市守目堂町の市男女共同参画プラザで開かれる。(終了しました)

 学習会は「天理市憲法を生かす会」(福井義博代表)の主催で、同市を中心に活動する市民団体「いのちと平和を考える会」会長の稲葉耕一さんが「柳本飛行場建設当時の様子―最近の聞き取りから」をテーマに報告する。稲葉さんは、当時を知る飛行場跡周辺の人たちなどからの聞き取りに取り組んでいる。

 柳本飛行場は太平洋戦争中の軍事施設で、説明板は同市遠田町の公園内に設置されていた。市は2014年4月、「強制性については議論があり、説明板を設置しておくと、市の公式見解と誤解される」との理由で撤去した。市内外で再設置を求める声が上がっている。

 参加費は資料代として100円。問い合わせは福井代表、電話090-8659-7580。【続報へ】

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