【第4回「奈良の声」読者会】地域の農業、体験語る参加者の声に耳傾ける 寄付増やすための応援団設立の提案も

第4回「奈良の声」読者会=2026年7月18日、奈良県王寺町のリーベル王寺・町地域交流センター、浅野善一撮影
第4回「奈良の声」読者会が7月18日、奈良県王寺町のリーベル王寺・町地域交流センターで開かれました。読者会世話人や「奈良の声」記者を含め13人が参加しました。記者による活動報告やミニ講演に続いて、参加者が自由に発言、地域の農業について体験を語る人の話に耳を傾けるなどしました。「奈良の声」への寄付を増やすための応援団設立の提案もありました。
冒頭の自己紹介では、参加者が日ごろどのようなことに取り組んでいるかや関心を持っているかについて話しました。
世話人の1人高桑次郎さんは、財政を理由に閉鎖されたままになっている地元河合町の文化ホールの問題を挙げ、再開を目指して活動していると述べました。広陵町の男性は、行政と自治会の関係の在り方に問題意識を持っているとして、自治会に入っていない人に広報紙が届かなかったり、防災訓練の案内がいかなかったり、こうした排除の論理に疑問を感じていると述べました。
記者による活動報告では、前回4月の読者会以降に報じた独自ニュースで閲覧数が多かったものを紹介。最多だったのは、平群町のメガソーラー建設を巡る訴訟の控訴審判決の日に県側が出廷していなかったことに焦点を当てた記事( 記事へ)で、県が敗訴を想定していなかったことを示すものではと解説しました。
ミニ講演では、浅野詠子記者が「消えゆく地域資源の水辺」をテーマに話しました。浅野記者は、奈良県は世界遺産など宝がありすぎて河川やため池への関心が低いとし、住民参加でため池の保全に努めている兵庫県明石市の例を紹介。水道水源にもなる河川やため池が身近に感じられるようになればと提案しました。
講演を受けて、農業を知る参加者たちが自らの体験を基に、農業用水の負担金の重さや田んぼの水質の悪化、自然環境との関りについて語りました。水路のコンクリート化は自然の浄化システムを狂わせた、除草剤の使用で米の生産性は高くなったが虫を餌とするカエルや渡り鳥は減ったなど、と指摘しました。ほかの参加者は興味深げに耳を傾けていました。
「奈良の声」の応援団設立は、連載コラム「川上文雄のじんぐう便り」( 記事へ)の執筆者川上さんから提案がありました。内容は、年2回の寄付キャンペーン実施▽主体となる応援団の設立▽金額は定額・低額―というものです。川上さんは参加者に意見を寄せてほしいと呼び掛けました。
このほか、香芝市の地域交流施設の管理運営を巡る問題に取り組み、読者会の1回目から参加している市民からも、近況について報告がありました( 記事へ)。
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「奈良の声」読者会は読者有志の高桑次郎さん、田畑和博さん、池田美保子さんが世話人となって開いています。
次回の読者会は10月17日(土)午後2時~5時を予定しています。会場は奈良県王寺町のリーベル王寺・町地域交流センターです。詳細は決まり次第お知らせします。






