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発行者/奈良市・浅野善一
浅野善一

奈良、JR京終駅舎に観光案内所の機能を 周辺の宿泊施設増などに伴い 市がパンフレット台や案内板設置へ

奈良市が観光案内所の機能を付加するJR京終駅の駅舎=2017年1月5日、同市南京終町

奈良市が観光案内所の機能を付加するJR京終駅の駅舎=2017年1月5日、同市南京終町

 奈良市で歴史的町並みが人気の奈良町の南の玄関口となるJR京終駅の駅舎に、観光案内所の機能を付加しようと、市は観光パンフレットが置ける台や観光案内板を設置するなどの整備を行う。駅周辺では近年、ゲストハウス(素泊まりの宿泊施設)が増えており、外国人観光客などの乗降も増えている。

 同駅は無人駅で、市奈良町にぎわい課によると、乗降客は1日当たり1500人。大半は通勤、通学客だが、駅周辺のゲストハウス増に伴い、外国人観光客などの乗降も増えているという。また、一昨年11月に市が開設し、同駅が最寄り駅となっている奈良町南観光案内所は昨年8月、日本政府観光局の認定外国人観光案内所のカテゴリー2(常時英語での対応が可能)の認定を受けた。このため、駅から同観光案内所へ行くための案内も必要になったという。

 同駅の観光案内は、市が2014年春に駅舎前に設置した奈良町の観光案内板があるほか、これに先駆けて、駅周辺の商店主らが作成した駅かいわいの手作り地図が駅舎内に掲示されている。

 整備は国の地方創生交付金600万円を利用。今年度中に実施する。

 木造の駅舎は、1898年の駅開業時に建てられたもので、100年以上の歴史がある。同駅は、1918年から52年まで、市の中心部と東部の山間を結んだ物資輸送用ロープウエー「奈良安全索道」の起点でもあった。素朴でかわいらしい駅舎は、地域の象徴的存在になっていて、市と住民らが連携して保存・活用を目指す動きも出始めている。市奈良町にぎわい課は、観光案内所機能の整備で、駅の歴史が分かる写真などの展示もしたいとしている。

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