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地域の埋もれた問題に光を当てる取材と報道


議長が会長の諮問機関廃止 香芝・新市長 二元代表制の形骸化、「奈良の声」指摘 小学校統廃合など検討

 香芝市は、福岡憲宏前市長時代に川田裕市議会議長の提案で設置された市長の諮問機関「市公有財産有効活用検討会議」を6月19日付で廃止した。会長には川田議長が就任していた。この5月の市長選で当選した三橋和史市長は初登庁の職員訓示で、意見への対応や情報提供の在り方で、特定の議員にのみ重きを置かないよう求めていた。(2024年6月21日)

香芝市議会の出席停止処分巡る裁判の控訴審、8月に判決 1回目口頭弁論で結審

 香芝市議会から出席停止などの処分を受けた青木恒子議員(共産)が市を相手取り、国家賠償法に基づく損害賠償を求めた訴訟の控訴審の第1回口頭弁論が6月21日、大阪高裁(中垣内健治裁判長)であった。裁判はこの日で結審した。判決言い渡しは8月28日午後1時30分から。(2024年6月21日)

県域水道一体化を考える

視点)巨大ダムの不経済を考える 吉野川、相次ぐ地滑り対策工事

 川上村の大滝ダム(吉野川、国土交通省、主目的・治水)湖岸で地滑り対策工事が相次いだ。最近では、国道169号高原トンネル内の亀裂に端を発した対策工事が今年5月末に完了したばかり。ダム建設によって水没した旧国道の付け替え道に位置する。半世紀にわたる工期、3640億円に上る巨額の事業費。11年前に完成したダムは不経済な印象をいっそう強くした。(2024年6月19日)

議長職、任期1年申し合わせるも手放さず 河合町議会 拘束力ない短期交代の慣例、思惑に左右されやすく

 河合町議会で議長が任期1年の申し合わせに従わず議長職を手放さないでいる。一方で、この申し合わせは非公開だった。地方自治法が定める正副議長の任期は議員の任期(4年)。これに従わない短期交代の申し合わせや慣例は珍しくないが、法的拘束力がないため議員の思惑に左右されやすく、住民への説明も不足している。(2024年6月16日)

コラム/川上文雄のじんぐう便り

佐藤春菜(さとう・はるな、1990年生まれ)「かんしゃになろうよ。こころで、」(2017年刊)。左は裏表紙、右は15ページに収録の画像

12)自分のこころを冷やさない:佐藤春菜さんから届いた言葉

 その言葉は「自分のこころから、あたためな」。がんと診断された後、強い不安に苦しみ、悲観的な思いで自分のこころを冷やしていたとき、この言葉に出会い、苦境をしのぎました。(2024年5月7日)

お知らせ

 「いまこそジャーナリズムにXを! ~深掘りとローカルインパクトの協奏~」(2023年6月18日開催)に「奈良の声」の浅野善一が参加。レポートを見る

受賞と活動実績

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「特定の議員にのみ重き置くな」 香芝市、三橋新市長の職員訓示公開 意見への対応や情報提供の在り方で

 香芝市は6月12日までに、5月の市長選挙で初当選した三橋和史市長が3日の初登庁の際に行った職員訓示の全文を市ホームページで公開した。三橋市長が問題視している現市議会と市の関係については、意見への対応や情報提供の在り方で、特定の議員にのみ重きを置かないよう求めている。(2024年6月12日)

奈良市「引き上げ算定の透明性十分でない」 県水道一体化、不参加2市への用水供給

 県域水道一体化を協議する県広域水道企業団設立準備協議会(会長・山下真知事、26市町村と県営水道)が一体化に不参加の奈良市、葛城市に対する用水供給(卸売り)単価の引き上げを決めたことを巡って、奈良市は6月12日の市議会定例会一般質問で、「引き上げの算定過程の透明性が十分でない」との見解を示した。(2024年6月12日)

奈良市、受水量抑制で対応 県水道一体化不参加団体への用水値上げ 自己水増量へ

 県域水道一体化を協議する県広域水道企業団設立準備協議会(会長・山下真知事、26市町村と県営水道)の今年3月6日の会議で、一体化に不参加の奈良市、葛城市に対する用水供給(卸売り)単価を引き上げる案が了承されたことに対し、奈良市は11日、2025年度事業開始予定の企業団からの受水量を減らして自己水源(布目ダム、比奈知ダム)の給水量を増やし対応する考えを示した。(2024年6月11日)

視点)県水道一体化、強調された効果額 敷設年度不明管800キロの反映は? 県の回答なし

 県域水道一体化進める県は、経営上の効果額について県広報紙で2回、掲載したことがあった。2018年3月発行の「奈良モデル」ジャーナル第4号で「800億円程度の投資削減効果が見込める」、2021年3月発行の同7号で「令和30(2048)年度までの間で約686億円の効果額が見込まれ」とした。メリット感を強調しすぎた数字ではなかったか。(2024年6月6日)

三橋新市長 現議会と市の関係問題視、是正図る 香芝市、初登庁で言及 各紙が報道

 5月の香芝市長選挙で初当選した新市長の三橋和史氏(35)が、市役所に初登庁した6月3日の会見で、現議会と市の関係を問題視、是正に言及したことを翌4日付の新聞各紙が報じた。「奈良の声」は、川田裕市議会議長が自ら設置を求めた3つの市長の諮問機関の会長に就任してきたことに対し、市長の意思決定に関わる意見の偏りや、議会と執行機関が対峙(たいじ)する二元代表制の形骸化が懸念されると、これまでの記事で指摘してきた。(2024年6月4日)

香芝市 5月市長選間近、前職・現職の市政運営に停滞の判定 市検証会議の報告書 広報紙で公表 会長の議長は新人推す

 奈良県香芝市が設置した市政運営検証会議(会長・川田裕市議会議長)が過去10年の市政運営を検証した報告書を市広報紙などで公表したのは、このたびの市長選挙が1カ月後に迫った4月だった。報告書は、公立保育所民営化が計画通り進まなかったことを「反故(ほご)事案」と呼ぶなど、この間の市政に停滞の判定を下していた。市長選はこの間の市長だった現職、前職に新人2人が挑む形だった。(2024年6月3日)

帰れる実家ある 生活保護申請却下の理由にならず 奈良地裁判決示す 生駒市への損害賠償請求訴訟

 実家の母親から引き取り扶養の意思が確認されたことを理由に生活保護申請を却下された生駒市の50代の女性が市を相手取り、国家賠償法に基づく損害賠償を求めた訴訟。市の処分を違法とした5月30日の奈良地裁判決(寺本佳子裁判長)は、帰れる実家があることが申請却下の理由にはならないことを示した。(2024年5月31日)

平群町メガソーラー訴訟 地裁で住民意見陳述 「自治会の96%世帯反対」と訴え

 平群町内の大規模太陽光発電(メガソーラー)計画に反対する地元住民が県の許可の取り消しを求めた訴訟の第3回口頭弁論が5月30日、奈良地裁(和田健裁判長)であり、原告住民による意見陳述などが行われた。(2024年5月30日)

生駒市女性の生活保護申請却下は違法 地裁判決、市に損害賠償命じる

 母親の扶養意思が確認されたことを理由に生活保護申請を却下された生駒市の50代の女性が市を相手取り、国家賠償法に基づく損害賠償を求めた訴訟の判決言い渡しが5月30日、奈良地裁であった。寺本佳子裁判長(和田健裁判長代読)は、市の却下処分などを違法として、市に対し慰謝料55万円の支払いを命じた。(2024年5月30日)

安堵町、県に補助金返還 廃棄物排出組合への違法支出問題 県、過去の実態確認も求める

 安堵町が町同和地区産業廃棄物処理組合に2020年度に交付した補助金が、住民訴訟の判決で違法な支出とされた問題で、町はこの補助金のうち県費分24万円を県に返還した。県と町への取材で分かった。県はこれ以前の補助金交付についても町に実態の確認を求めている。(2024年5月18日)

桜井市民会館 耐震問題で休館から3年 文化の拠点求め署名1900人

 音楽公演などで住民に長年親しまれてきた桜井市粟殿の市民会館(1200席)が3年間、休館している。2020年度の市の耐震診断で、大地震で倒壊する危険性があると判定された。安全対策を優先しての措置だが、解体や改修、新築など今後の在り方はまだ決まっていない。市民らが早期の整備を求めて松井正剛市長宛ての署名を集めており、現在、その数は1900人に上っている。(2024年5月16日)

ヘイトスピーチ規制条例の制定を 県に市民団体が罰則盛り込んだ案

 市民団体「奈良県ヘイトスピーチ規制条例制定を実現する会」(加来洋八郎代表)は5月15日、山下真知事と岩田国夫県議会議長に宛てて同条例制定を求める要望書と条例案を提出した。全国では神奈川県川崎市などに同種の条例がある。(2024年5月15日)

大滝ダム湖岸トンネル地滑り対策工事に108億円 県と国、当初予算の2倍超

 川上村の大滝ダム(吉野川、国土交通省、主目的・治水)湖岸で、2020年から進められていた国道169号高原トンネルの地滑り対策工事が今月、完了する。山の斜面に長大なアンカー798本を打ち込む大規模な工事になった。事業費は、当初予算の43億9000万円の2倍を超える108億円に膨らみ、工期も1年2カ月延びた。(2024年5月12日)

視点)県水道一体化 不参加2市への用水値上げ案  38万市民への影響懸念

 県域水道一体化を協議する県広域水道企業団設立準備協議会(会長・山下真知事、26市町村と県営水道)の今年3月6日の会議で、一体化に不参加の奈良市、葛城市に対する用水供給(卸売り)単価を引き上げる案が了承された。38万人両市民の水道への影響が懸念される。(2024年5月3日)

県水道一体化 技術職員確保の在り方、協議まだ

 市町村域を越えた人的資源の活用をメリットの一つに挙げる県域水道一体化を巡り、技術職員の確保に向けた具体的な協議がまだ行われていない。(2024年4月22日)

家庭で治水、雨水貯留タンク購入の補助率引き上げ 大和郡山市、普及図る

 大和郡山市は流域治水の一環として、市民らを対象に実施している雨水貯留タンク購入助成の補助率を今年度から2分の1から3分の2に引き上げた。利用者増を図り、水害に強いまちづくりを進める。(2024年4月20日)

株数減らしても入場者26%増 馬見チューリップフェア、天気恵まれ

 県営馬見丘陵公園(河合町、広陵町)の第11回馬見チューリップフェア(4月6~14日)の期間中の入場者数が前年比約25.9%増の11万2300人だったことが、4月19日、県中和公園事務所への取材で分かった。増加の要因について同事務所は「天気に恵まれた」としている。今年は、看板にしてきた株数を減らしての開催だった。(2024年4月19日)

近鉄郡山駅前のコインパーキング、入庫時の一方通行逆走問題 警察「交通取り締まりで対応」

 大和郡山市の近鉄郡山駅前にオープンしたコインパーキングを巡り、利用者の一部が入庫の際、入り口前の道路の一方通行を守っていなかった問題で、県警郡山署は4月16日、「奈良の声」の取材に対し「交通取り締まりで適正に対応する」と述べた。(2024年4月17日)

県行政書士会長選、無効確認訴訟で反論 会「手続き上の瑕疵なく効力有効」

 県行政書士会の昨年5月の会長選挙を巡り、会が告示連絡を電子メールで行ったことに対し、会員の全てに伝わっていなかったなどとして、会員の1人が会を相手取り、選挙の無効確認と損害賠償を求めた訴訟で、会は4月8日付で奈良地裁葛城支部に準備書面を提出、「手続き上の瑕疵(かし)はなく、選挙の効力は有効」と反論した。(2024年4月16日)

コインパーキング前の一方通行守らず 入庫時、利用者の一部 近鉄郡山駅前 「奈良の声」指摘で入り口案内表示を改良

 大和郡山市南郡山町の近鉄郡山駅前に最近オープンしたコインパーキングを巡り、交通安全上の問題が起きた。利用者の一部が入庫の際、入り口前の道路の一方通行を守っていなかった。「奈良の声」記者が確認した。(2024年4月12日)